「とてもよかった」バビロン 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
とてもよかった
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映画がサイレントからトーキーに変わる時代を中心に、映画業界人を描く。「私は生まれた時からスターよ」と言う女の子が一夜にしてチャンスをものにしてスターの座に駆け上がり、なんとか業界に入り込んで下働きからちょっとずつ監督にまで出世する青年が、二人とも懸命に生きていてまばゆい。マーゴット・ロビーが散々悪態をついてゲロをぶっかけるのが気持ちいい。誰もたよらず、言い訳もせず身一つでのしていくのがかっこいい。そうして時代を築いた彼らが、人生の夏を終えて秋風が吹き始めると、これが厳しくてあっという間に真冬、みたいな無常がずしんと来る。
3時間もあって最初の1時間が経過したころからトイレに行きたくなり、早く終わって欲しかったが面白かった。またそのうち見るだろう。
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