劇場公開日 2023年5月12日

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「(日本のタイトルではわかりにくいですが)続編ありの映画という点に注意」ブラフマーストラ yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5(日本のタイトルではわかりにくいですが)続編ありの映画という点に注意

2023年5月13日
PCから投稿

今年154本目(合計805本目/今月(2023年5月度)11本目)。

何だかんだいって、RRRぶりのインド映画枠な気がします。
インド映画といえば最初の謎の表記と、たばこやアルコールほかで左下に出てくる謎の警告表記が有名ですが、(日本の放映基準で)2022~2023年頃はインド当局の方針でも変わったのか、最近左下の謎の警告表示は出ませんね…(最初の真っ黒に大量に出てくる謎の警告表示もなかったりする)。

で、多くの方が書かれている通り、この映画、日本語のこのタイトルでは非常にわかりにくいのですが、原題を見ればはっきりする通り、シリーズの第1編です。換言すれば2編目があることが前提で、最後に「2編目に続く」と出ます。したがって、映画のストーリー「全体」で見ると実は完結していなかったりします。

さらに、これもまた多くの方が書かれている通り、妙なまでに固有名詞(カタカナ語)が多く、インド神話なのか、映画固有の(架空の)語なのかよくわからない語が多く出てくるため、字幕の文章の理解度はかなり下がります(特に最初はそうで、映画の途中で登場人物が多くなると、登場人物の一人が「話が複雑になってわからなくなってきたわね」というシーンがあるのですが、まさに日本の観客は程度の差はあれそうなりそうな気が…)。
ただ、上記にあるように「続き物」があるという前提で作られているようなので、2回3回見れば理解度はさらにアップするかなという気がしますが、完全に理解するのは(その設定の都合上)不可能ではないか…と思えます。

ちょっと単独作品だけでは評価はなかなかむつかしい(ストーリーが完結していないため、誰が悪役で何だのというのも判断が完全につかない)タイプの映画かな…というところです。ただし、RRR等とは程度の差はあっても、いわゆるインドのダンスシーンはありますし、この点はRRRに似るところはあります(やや戦闘シーン多めとはいえる)。

評価はそれらまで加味して以下のようにしています。

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 (減点0.3/一度見ただけでは理解がかなり難しく、パンフレット購入が前提?)

 ・ 特に序盤から、映画のオリジナル設定のカタカナ語等が多く出て、さらに登場人物もかなり多めなので、最初の理解がかなり厳しいです(最初の10分くらいで押されそう)。ただ、そこさえクリアすれば、完全に理解するのは難しいとしても(上述通り、続編ありの設定なので、すべての説明は現段階では誰もできない?)、後半はダークファンタジーの様相になるため、個々細かい設定の理解はともかくその観点で見れば、ストーリーとしては結構楽しめます。

 とにかく最初の10分~20分で何とか耐えられるか…という点に大半つきますが、そこを頑張ると残り150~160分(この映画、180分級です)も楽しめます。

 個人的には続編が気になるので、また機会があれば(といっても、この手の「続き物」があるものはタイトルだけでもわかるように(日本の)公式も配慮は欲しいかな…)見に行ってみたいというところです。

 なお、インドの文化や古代王朝がどうこうという話は「一応は出る」ものの、あれば有利程度でなくても何ら大丈夫です。
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yukispica