バーバリアンのレビュー・感想・評価
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寝室のドアを開けたのは誰?
とにかく予想できない展開をブチ込もうとした監督のチャレンジ精神は買う。ただ、序盤の「女性が警戒すべき男性あるある」満載の真理スリラーパートがオモシロすぎて、後半の仕掛けが明かされると、あれ『ドント○○○○』じゃね?となってしまうのはもったいない。ネタかぶりというのももちろんだが、やはり日常のリアルの方が怖い、ということを図らずも証明しているのではないか。とはいえ後半パートのジャスティン・ロングの扱いを観る限り、ろくでもない男に安易な救済を与えない姿勢は買いたい。
これは良い悪いではなくひとつの謎なのだが、主人公が寝ていた寝室の扉を開けたのは誰だったのか? 地下の人は鍵かかかっているので上階には上がれず、外には出られるらしいが表玄関は鍵がかかっている。ということはやはりキースか。怪しいなりに一生懸命がんばったアイツって思っていたけど、やっぱキースも信用ならねえ輩ってことなのか。キースに聞いてみたいけど、もはや物言わぬ人になってしまったので、真相は藪の中でありますな。
予想を裏切る展開でおもろいかった!
いつバーバリアン出て来るんだろうなーってワクワクしながら観ていたが、
最終的には思ってたのと違うバーバリアン=野蛮人が2人出てきてた!!
オカルト&人怖の要素(ミスリードあり)で、飽きずに観れた。
2章目では、まさかAJがテスを助けるのか?とも思ったけど、
ホラー映画にそんなもの(AJの成長)求めてないもんね!
テスが没個性に思えるくらいAJが映画的には大活躍だったな。
最後の2連発デス最高!
観終わったあとの満足感高い作品だった~。
女の化け物は狭くて暗い地下の雰囲気もあって怖かった
キースが怪しくて絶対何かあると思ったのにあっさり殺されて読みが外れた。最初からキースはテスに優しいし挙動不審で違和感。一見良い奴そうに見えて実はAJみたいに悪人だったりするのかな。気を遣えるし徐々に相手の懐に入るのが上手い。今までも同じように女性を信頼させて悪事に及んだのだろうか。
うなされてたのは何だったのか気になる。過去の例えばレイプ経験を思い出して悔いてるとかなら説明つきそうだが...。
女の化け物は狭くて暗い地下の雰囲気もあって怖かった。この手の映画でお胸丸出しのクリーチャーは見たことない。明るい舞台だったらただの裸体おばさんで恐怖半減してたと思う。
ただの人間にしては生命力が強すぎるのが気になった。劣悪な環境で40年間も住んでたら身体は衰えてくはず...それなのに怪力だしタフ(車に轢かれ高所から落下しても死なない)だし人間とは思えない。
そもそもあんな化け物が住んでるのが分かってて誰も対処せず放置してるのが不思議。15年以上近くに住んでるジジイも逃げればいいのに。
街はなぜ壊滅したのか?キースは何者だったのか?不動産屋は意図的に住人を選んで招き入れてるのか?など、単純なストーリーに見えて謎が残り考察しがいのある話だった。
ママ、、、
地下を見つけてからのキースが死ぬまでが早くてそこからまさかの第2幕。
ホラー映画らしからぬストーリーがちゃんとしていてホラー要素だけじゃなくフリもあるし笑えるし見応えもあって楽しめた。
地下に潜む謎の人の正体がよく分からない感じと奥がどこまであるか分からない感じが結構怖かった。
正体は分かると切ないようななんとも言えないような気持ち。
AJの悪人ぶりは救いようがないな、と。。
ちょっとシュールで悲しい斬新ホラー
はじめはキースが怖い人なのか、それとも意外とテスなのか、とか思っていたけれどまさかの展開だった。
来るぞ来るぞという雰囲気を出してくるのに来ないのがソワソワして引き込まれた。
意味深なカメラワークと音楽も良かった。
キースはただの良い人だったのね。可哀想。
暗闇から這いつくばって出て来たキースはお化け並みに怖かったけど。
ずっとホラーテイストなわけではなく、突然オープンカーに乗った陽気な男に話が転換したりと、3本立てで一旦話が切り替わるのもアクセントとして良かった。すぐに話が繋がるので頭を悩ませることもなくスッと入って来た。
あの人間と言っていいのか、母性の化け物と言っていいのかわからない彼女は怖かった。生まれた時からずっと地下にいて教育を受けずに育児の映像だけ見せられ続けると、ああいう人間が出来上がるのか。悲しい話でもある。
あんなに怖いのにミルクをあげようとしてきたり、飲まないと引きずり出して自ら授乳しようとするシーンはシュールで少し笑ってしまった。
放り投げられた子供を助けるために自らも飛び降り下敷きになった彼女はまさしく母親だった。
ただあの怪力はどういうことなのだろうか。
あまりない話の展開と雰囲気で面白かった。
この映画が言いたいのは女は男に気をつけろということか?
クズ男率が高くてびっくりする映画、強〇監禁爺が言うまでもなく屑、セクハラもみ消し逆切れおじさんも屑、そしてダブルブッキング男、いい人に見せかけて…夜中に寝室の扉を開けたのは…。
警察も相手にせず。これはボロボロの不審な女だったから相手にしなかったのではないか。これがもし男性だったらまた対応が違っていたのではないか。
ぶつかりおじさんが狙うのは女性、痴漢が狙うのは女性。
盗撮犯が狙うのは女性。下着が盗まれるのも女性。
ストーカー殺人も女性の被害者が多い。
道を歩いていても弱そうな女性だからという理由で文句を言ったり声をかけてきたり。
子連れ母親は狙われるが父親が一緒に歩いているととたんに狙われなくなる。
絡まれたくないなら、革ジャン着るか金髪にしろと言われるほど。
なぜ女性は気を付けながらでないと生きられないのか。
そんな世界に警鐘をという映画ではないのか。
そんな悪い男を代表し俳優さんは屑を演じたのではないか。
解決の方法は女性だけが声を上げるのでなく、
男性女性全員が「性犯罪を許さない」という気持ちを持つことだと思う。
性犯罪は繰り返すという。見つけ次第通報し次の被害者を生み出さないことが大事だと思う。
一番の元凶は、強〇監禁爺じゃないか。来世で苦しんでも苦しんでも死ねないような状況があるように祈っちゃう。
自分のしてきたことと向き合い反省すべきだと思う。
セクハラもみ消し逆切れ女性突き落としおじさんがやられたとき、ぐしゃ~。
ひいいいいいうわああああああ……………でしょうね!(ホラー映画は悪い描写がある人はだいたいひどいやられ方をする)と思いました。
一番まともだったのはホームレスのおじさんだったという。おじさん助けてくれたのにな。
いろいろ考えさせられる映画だった。
出だしは良さそうだったが、つまらなかった!!
タイトルは、蛮族の戦士とは関係ないです。深夜に観るスリラーとして期待しましたが、全く面白くなかったです。何かが始まりそうな出だしはまあまあ良かったですが、すぐに日中のシーンになり、終始尺稼ぎに苦労している感じです。男性役もキースとAJの二人もいるのでしょうか。
クソ男と化け物の母性…
どういうジャンル?ホラーと一括りにして良いのか?所々笑いもある。かなり予測不可能な展開が待ち受ける。当初はAirbnbで偶然居合わせた男が怪しかったが呆気なく殺され、ミスリード。自分のことしか考えない調子良い男はやっぱり相当クソ男。ラストはやっぱり引き裂かれスッキリ。でも化け物も生い立ちは不幸であり、母性を感じてしまった。女性達は強い。しかし、警察全く役に立たないな。助けた浮浪者は可哀想だった。
切なくて悲しいホラー
最後はただただ、あの40年も閉じ込められてたバーバリアンが可哀想すぎて悲しかった。
貯水槽から落とされた女性を身を呈して守るくらい、本当は愛情深いんだろうなと思いました。
1番の野蛮人は地下にいたあの老人。
勝手に死んでんじゃねぇぇぇぇぇぇ!!!!!
最後に女性に撃たれてしまったけど、抱きしめたい気持ちになった不思議なホラーでした!
面白かったです
かわいそうに
バーバリアンの意味がわからないが、正体がわかってしまうと何ともかわいそうになる。
40年も地下に閉じ込められ、ビデオ1本で育児について学ぶ?という、かわいそうな女性。
全てあの父ちゃんのせいではないか。
おそらくあの辺一帯を地下を掘って繋げたのかな、と。
何人もの女性を連れ込んで子供を産ませたらしい。
最後は娘?を放置して自ら命を断つなんて。
身勝手すぎる。
しかし、謎がいくつか。
近所の15年も済んでいたという黒人男性。
なぜ警察に通報しないのか。
警察も全く動かないのはなぜか。
デトロイトってどんな土地なんだろう。
助けを求めたガソリンスタンド?も廃れてたし。
面接に行ったところは都会的だったけど。
キース役の俳優さん、アレクサンダーに似てると思ったら兄弟だったか。
あのベースメントに降りるドアが何度も閉まったり、テスの寝室のドアが開いたり。
あれは誰の仕業?
それも謎。
民泊恐るべし。
不動産がいい加減過ぎる。
暗いシーンから色鮮やかな明るいシーンへ。
ガラッと変わるところはよかったな。
後半のなんちゃらロング。
最低である。
そこは、選んではいけない宿
原題
Barbarian
感想
「IT/イットそれが見えたら、終わり。」のスタッフが放つ恐怖と脅威が捻転するジェットコースタースリラー!
最初はテス主体の物語、次に物件の所持者AJの物語、そして結末へ…と。
暗闇からキースの登場、化物の登場はドキッとしました!
AJはクソ男でした、殺されてスカッとしました笑
多少のゴア描写ありです。
化物は悲しきモンスターでした。
バーバリー通りの地下の野蛮人で題名はバーバリアンなんでしょうかね。
キースがうなされてるのとテスの寝室を開けたのはなんだったんでしょうか?
※ごく自然なことです
ある扉に秘密が。。。
怖いのが観たいと適当に選んで鑑賞。
それなりに怖くて、それなりに面白い。
予備知識なしだから、展開読めず。
キースが悪役と思いきや、化け物系か!の展開には驚き。
前半は何やらわからないのでかなり面白かった。
中盤から後半にかけては、どうも見覚えあるような展開と化け物でした。
謎なのは、寝室のドアは誰が開けたの?地下への扉はなぜ鍵まで閉まる?などですね。一瞬幽霊ものなのか?とも思わされた。
警察の冷たさやヒロインの変な正義感(えっ戻るの!?って思いません?)も意味がわからない。
と言うように、いまいち地下の状況の説明不足間はあるし、子供の子供を産ますとしても年が合わんだろうと言うのも辻褄合わず。
兎にも角にも、色々疑問が残ったが、普通に楽しめるホラーではありました!最後の母性が悲しいのか、気持ち悪いのか、変な感覚でした。。。
感想メモ
借宿?に来たら、既に見知らぬ男性が泊まっていて、こいつが完全に怪しくてヤバいやつなんだろーなぁーと思ったら、もっとヤバいババアが地下にいる!
展開はいい気がするけど、なんか違う
予約がダブったのはただのミス?家主も貸状況把握してないし、誰かの陰謀を感じるんだが明らかにされず
周りが荒れ果ててるのもあまり理由分からず
免許証の写真撮ったのなんかの伏線になるかと思ったけど、関係なかったなぁ
もう一段階ぐらいオチがあったら、と思わずにはいられない
なんか怖いけど結果そうでもない
前情報を全く知らないで見たので展開が想像できなかったのが良かったのかもしれない。
前半のどこへ進むか分からない話や地下の部屋の演出は中々不気味で恐怖を煽った。
まあそれも正体と目的が分かった時点で見た目が怖いだけの女という感じだったので、勝てそうというのが良くなかったのかな。確かに凶暴で怪力なのかもしれないけど、所詮は普通の人間の女だし。不死身なのはよく分からなかったけどホラー映画では定番の設定なのでそこはご愛嬌。
普通の一軒家の下に何故か地下トンネルが!という設定自体は不気味なんだけど結局大した捻りもなく、あの部屋が売りに出してあったのにも関わらず何故かレンタルされているのは罠を仕掛けている人物がいるはずなんだけどその辺は有耶無耶。
あの女があそこにいることになる元凶の物語はサラッと描かれているだけで、結局はこの映画冒頭30分のなんか不気味という演出だけで成り立っているというものだった。
なのに何故か微妙に好感度があるのは何故だろう笑
細かい 丁寧だから泣ける
想像が追いつかなくてすごくおもしろかった。
特に最初のキース役はキャスティングがいい。
絶対キースが何かやらかすだろうって顔してるもん。
でもまさか 最後に泣いてしまうとは思わなかった。
でも警官たちが怠惰なのは丁寧ではなかったかな。
昔 アザラシだかセイウチだかにされてしまったあの男も いい仕事してたね。最初 なんで告訴だとかレイプだとかの話に変わったんだろうって不思議だったけど 最後の最後にわかった。人格ってことね。
バケモノはNO
前から観たかったけど観る手段がなく、アマプラで漸く解禁になってたので観ることができました。
始まってから途中まではずーっと何かが起こりそうな不穏で不気味なイイ雰囲気。父親のステランも大好きなビル・スカルスガルド演じるキースが怪しくて、何かしそうで、面接官のオバチャンにはあの荒れ果てたエリアの事諭されたり…部屋のドアが勝手に開いていたり、キース夜中にうなされていたり…結局一部は未回収のまま。アイツの仕業か…?ドアは。だとしたら控えめだし…。
地下室の奥の奥を発見したあたりからまた更に楽しみが加速して来た…けど、奥から急に例のバケモン出て来て一気に白けました…。
場面は変わりジャスティン・ロングのシーン。AJに扮する彼は大変ゲスな役だけど、この人演ずる役はいつも超絶悲惨な目に遭っていて可哀想(笑)。今回もさにあらず。総じて、出来ればバケモン無しのストーリーの方が自分にはあってたかもしれない。あんなの出てくると何でもアリだもんね。
〜劇終〜
久しぶりの上質ホラー
あのリメイク版イットの制作陣がお送りする新作ホラーという事で期待して鑑賞して参りました。いやあ~結果は大当たり!!
本作はRECシリーズ的な所謂『この建物には”何かが居る”』といった感じのホラーで、イットの制作陣ながらオカルト的なパワーのお話ではなく、純粋に成れの果てとなってしまった怪物女を相手にしたサバイバルが描かれます!
この普通の建物かと思ったらその深部には・・・みたいホラーのテイストは、まさしくRECの遺伝子です。
とにかく前情報無しで観たものですから、一体どういうお話なのか?という部分から僕の気持ちは始まるわけで、何やら部屋番号を間違えているかもしれない男と共に、どちらの視点に立ってみても信用ならない妙な緊迫感に包まれる序盤。この男が徐々に正体を表していくのか~!と思ったら全くそういう話ではなく、地下になにやら”いやがる”という死角からの恐怖展開へ。
ここまでまだ30分程度で場面は変わって軽快な音楽と共にドライブを楽しむ男へとチェンジ。もうビックリしましたよ。。。まだ30分でこれ?と。こっからこの軽快な音楽に乗る男とさっきの現場がどう融合していくの~!?というワクワク感で期待もマックス。
それでその男が家主だという事が判明するのですが、そういえばなんでそんな家に宿泊サービスが提供されてるんでしたっけ?この辺はアメリカの杜撰な管理という事で良いのかな。。
それでまあ最初の女性主人公と合流してなんやかんや有って脱出~という感じなのですが、とある感想ブログにて興味深い内容を見かけました。
それは、本作は裏テーマとして男女の差異、及び差別問題を描いているというもの。簡単に要約すると、例えば冒頭で主人公が予約していた部屋が手違いでバッティングしてしまい、とある男と一夜を過ごす事になります。こちらのシーンでは当然妙な緊張感が流れているわけなのですが、どちらかといえば女性である主人公側に緊張の度合いは傾いていて、もしかすると!?という緊張はずっと有るわけです。
他にも、途中から登場するレイプスキャンダルに晒されている彼ですとか、そもそもあの怪物女を生み出した経緯ですとか。まあ確かにこうしてみるとそっちが本筋のテーマである事が分かります。
まあそれは良いんですが、そちらのブログでは『こういうサインに気づかない男は差別主義者だ!!』と言わんばかりの論調でしてちょっとドン引きでした。差別とかそういうのが駄目なのは当然ですが、そういったモノを暗に描いた作品でそういったサインに気づけない奴は予備軍だ!差別野郎だ!というのはキモすぎる。
最早その裏返しの論調や引っ掛け問題のような提起は新たな男性差別ではないだろうか?と疑念を呈したい。まあ、過激なレイプ犯なんかも元を辿っていくと退役軍人だとかそういう背景が有ったりするので、結局は回り回っている要因が有ったり無かったり・・・。
話を戻しまして!!まあとにかく上質なホラーでございました。イットも面白かったけど、やっぱりこういうジメッとした気持ち悪さこそホラーだよね~という感じで。
追伸:この作品、何故かヤフー映画に登録されていないという謎現象が起きてます。こんなの始めて見た。。。
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