「恐ろしい映画」ヒトラーのための虐殺会議 アンディぴっとさんの映画レビュー(感想・評価)
恐ろしい映画
第二次世界大戦中に実際に行われたバンゼー会議の映画。こんな会議が行われていたなんて知らなかった。会社での会議のように、ユダヤ人を殺す方法を話し合う。ユダヤ人の命をまるでゴミのような扱い。参加者たちは殺されるユダヤ人よりも、処刑を行うドイツ兵の精神を心配している。銃殺は精神的苦痛が大きい。ならガス室なら一度で沢山殺せる。でも片付けが大変では?それはユダヤ人にやらそればいいではないか?どういう神経してるんじゃ!殺された仲間を運び出すユダヤ人達はどれほどの精神的苦痛があると思うんだ?まあ、ユダヤ人のことをゴミ扱いだからそんなことはお構いなし。「サウルの息子」を思い出す。
ナチスドイツの大虐殺は、「シンドラーのリスト」「サウルの息子」などなど、数多くあり、大量殺戮の場面や死体の山など観るのが辛いシーンは沢山ある。でも、この「ヒトラーのための虐殺会議」はそんな場面は一切なく、ひたすら話し合いの場面。殺し方を淡々と話し合う大人達。なのにものすごく恐ろしい。とても怖い。一度は観るべき映画だと思う。
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