「事務会議に驚く」ヒトラーのための虐殺会議 sironabeさんの映画レビュー(感想・評価)
事務会議に驚く
1942年1月20日。ドイツヴァン湖(ヴァンゼー)の畔。大邸宅にナチスドイツの高官ら15名が集まり、ユダヤ人問題の最終解決を議題とした会議を行う。全欧の1100万人を、戦時下で効率よく収容移送抹殺処理を計画する事務会議。
実際の議事録の映画化。議事録が現存することと、それをそのまま映画化されることに驚きました。武器の輸送に妨げとならないよう計画、兵士の精神に影響が出ない方法、毒ガスの決定、などが多少の議論はあるものの粛々とした印象で進行していきます。絶対的な倫理が、戦争でここまで麻痺してしまうのか恐ろしい。ちなみにヒトラーは出席していません。
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