「「凡庸な悪」をきっちりと映像化」ヒトラーのための虐殺会議 よしてさんの映画レビュー(感想・評価)
「凡庸な悪」をきっちりと映像化
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ハンナ・アーレントが本作にもキーマンとして登場したアイヒマンを表した言葉「凡庸な悪」。
それが単に彼だけではなく、ナチスにおける重要事項の決定会議の参加者に蔓延していたことをしっかりと映像化した作品。
やや退屈なシーンもあるにはある。ただし、議事録を元に作った、という言葉を信頼すれば、600万人というユダヤ人を死に至らしめた決定が、このような空虚な会議によって決まったことにただただ戦慄する。
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