劇場公開日 2022年11月26日

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「【しっかりとした生きる軸をもたない生き方をしている男女の、お互いに腹を探り合うような会話劇。】」の方へ、流れる NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0【しっかりとした生きる軸をもたない生き方をしている男女の、お互いに腹を探り合うような会話劇。】

2024年6月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

難しい

ー 姉の雑貨店で店番をしている里美(唐田えりか)
  そこに現れた恋人を待つ男・智徳(遠藤雄弥)。
  店を出て、東京の街を歩きながら相手の腹を探り合うように語りあう2人。
  街を彷徨う彼らは、互いに話していることが事実なのかわからないまま、惹かれあっていく。ー

◆感想

・里美を演じる唐田えりかさんの、殆ど感情を表に出さない、何を考えているのか分からない表情が、能面のようで怖い。

・智徳を演じる遠藤雄弥さんも、恋人が居ながら里美と会話しながら、ふらつく。

<そして、智徳は待っていた恋人と再び歩き始め、里美は一人で歩く。恋の重みが感じられない不可思議な男女の会話劇。
 この監督が、この作品で何をメッセージとしているかは、何となくは分かるが・・。
 唐沢えりかさんは、「寝ても覚めても」では、東出昌大が二役で演じる男に翻弄される女性を演じたが、今作では彼女が演じた里美が何を考えているのか分からない。
 唐沢えりかと言う女優も、本当に良く分からないが、不可思議な存在感は凄いと思った作品である。>

NOBU