「見終わった後の絶望は心地良い」神回 ***さんの映画レビュー(感想・評価)
見終わった後の絶望は心地良い
5分間を繰り返す中で、色々模索しタイムループから抜け出す映画だと思って鑑賞に挑む
試行錯誤の中で、主人公は色々変化していき、
高校生らしく、思わず応援したくなるシーンも多々あり、固唾を呑んで見守り、失敗するとこちらも落胆する。
最初の冴えない感じからは想像もつかなかった絶望に打ちひしがれる主人公を、見ているこっちも辛かった。
彼女がすごく可愛かったから、彼はもしかしたら恋心を抱いているのかなあと想像はしてた。
しかし現実はとても残酷で、観終わった後は何とも言えない絶望感が残りました。
現代社会にも通じるものがあり、今後も増えるであろう思春期を最後に恋愛をしない男性のその後を見てしまった感じです。
私の中ではハッピーエンドではない。
最後、あの場所では笑っていたのに、なぜ現実では口を開けていたのか?
後悔?叫び?苦しみ?言いたいことがあった?断末魔のようです
現実でも笑顔でいて欲しかった。
家族もそう願い色々したけど、やはり現実は残酷に感じたな。
神回は観客次第なのかな?
タイムループの中で何度も「ありがとう」と言う場面。
彼が1番欲しかった言葉なのだろう。
「下手か」も主人公が現実世界でも何度も自分に向けた言葉だと思う。
EDはきれいでエモい。
監督にもあれは女子ウケする映像ですねと伝えたけども、やはり切なさが残ります(褒めてます)
衝撃を受けたという意味で、評価高めです
コメントありがとうございます。
夏の爽やか枠だと思いますよね。笑
自分も男なので性欲に関しては理解しますが、青木柚にそういう役のイメージがつきそうで心配です。
初恋は引きずりますよね〜。
こんにちは。
「ありがとう」は、実際に言われた「手を挙げてくれて嬉しかった」という場面が起源かな、と感じています。
恵那との関係において、最も嬉しく、最も親密で、最も可能性を感じた瞬間だけに、同時に後悔にも深く根付いたんじゃないかと。
まぁ、晩年まで引きずるくらいなら足掻けよ、と思ってしまいますが。笑