「今日の16時が配信開始なので、さっそく見ましたが」ベルサイユのばら 山川夏子さんの映画レビュー(感想・評価)
今日の16時が配信開始なので、さっそく見ましたが
私がものごころついたころには漫画の方は完結していて、小学生でテレビアニメを見て、劇場版アニメを見て、実写版映画を見て、宝塚のベルばらを見て、それから何十年経ったのでしょうか。
今作の『ベルサイユのばら』劇場版が再び作られるというので、何が変わって、何が変わってないのか、大きく変えられたらいやだけど、作画のテイストはほとんど同じで、ほっとしましたが、アニメの主題歌が、いつまで経っても流れてこない!!
今日がネット配信開始日で、自宅で鑑賞しました。誰に遠慮することなく、「くさむらに名も知れず咲いている花ならば~」と、歌いながら、思い出に浸りつつ、なつかしいベルばらの世界に浸ることが出来ました。昔みたベルばらとストーリーが少し異なっているのは、映画の枠に収めるため、よくあることなので、細かいことは気にしません。大筋があってればOK!
ほぼほぼ最高の気分で見てたのですが、すごく違和感があったのは、音楽でした。
今作の音楽は私には合わなかったなあ。
フランス革命当時の音楽でも革命に合ってる音楽や、ベルサイユ宮殿の中に流れている音楽、街に流れている音楽、いろいろあって、チェンバロの演奏とか、昔のやつは、そういう当時の音楽を効果的に使ってましたけど、音楽は私は昔のバージョンの方が好きだなあ。
ディズニーアニメを意識してるのか、ディズニーアニメのミュージカル風になっていて、これはこれで、今の若い世代の人たちには受けるのかもしれませんね。私には判断つきません。
エンディングの最後のおまけでいいから、「薔薇は美しく散る」と「愛の光と影」も、今作の主題歌「Versailles – ベルサイユ – 」を歌った絢香さんに、歌ってほしかったなあ。「ベルばら」は伝説の作品で、「薔薇は美しく散る」と「愛の光と影」は私たちの世代の人は気が変になりそうなくらい作品に感動しながら、主題歌をくり返し歌って、ベルばら愛を育てて来たんです。あの主題歌がないと、ロス感があって、なんとも、さびしかったです。
作品自体は良かったと思います。
少女時代にベルばらが大流行して夢中になっていたころは、フランス革命は海の向こうの話で他人事でした。最近はまさか米の値段が高騰して、台湾有事で沖縄の子供たちを疎開させる可能性を日本政府が検討しているとか、不安を感じることが増えてきました。フランス革命のようなことを起こさなくても、皆が幸せで暮らせる世の中であってほしいです。
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