「欧州をとことんコケにしてみた!」ベルサイユのばら たちつてとんさんの映画レビュー(感想・評価)
欧州をとことんコケにしてみた!
人物アニメーションやセリフは毎週やってる転生モノと同じくらいの手のかかり具合。
オジサンが転生したらバスティーユでクーデターを首謀していた件、とか、転生したら断頭台の露だった件、とか。
「幼女戦記」の悠木碧がなんで凄いかというと、フツー幼女的声質発声で軍隊率いたりすると「お婆さん声」になってしまうのにそうならなかったところ、と思う人は多いのではないか。だが、このベルバラ、皆さんベテランすぎた。
音楽は劣化版ディズニー。
歌詞にときどき出てくる英語もアメリカン風発音。アナ雪と女王つながり。
とにかくヨーロッパ的な、ロココ的な、かつての深田恭子的なそういうものは記号化すらされていない。
昔、旅行で訪れたベルサイユ宮殿の門の前に並んでいたとき「ここで宝塚演りたいよね」なんて無邪気に言ってた私ですらドン引きの「ナニコレ」である。
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