「フランスばん…ざい…!」ヴィーガンズ・ハム おたまさんの映画レビュー(感想・評価)
フランスばん…ざい…!
Amazonプライムにて視聴。
いやワロタ。過激ヴィーガン風刺に人種差別、宗教タブー、人倫崩壊てんこ盛り。
日本だったら即「市民団体」からの抗議殺到でSNS大炎上、関係者による謝罪会見ライブ配信…かな?さすが革命の国おフランス!なんでもアリ!
個人的には北米某国在住時、在留邦人のナンチャッテヴィーガンのグループに嫌な目に遭わされた記憶もあり、ニュース等で見聞するヴィーガンの自己中行動にも反感を持ってたのもあり…で、本作品には当時の溜飲を下げさせてもらいました。
作品としてはそこまでグロくはなく、手がミンチにされたり男性ソーセージがまるでソーセージのように犬に喰われたり、不謹慎だけどつい笑ってしまう。
日本にはまだそこまで過激なヴィーガンはいないけど、欧米では結構な数のヴィーがいて、普通の商店が被害に遭うことも少なくない。
くだんの北米某国のヴィーも「動物を守るために夜中に毛皮店のシャッターにベタベタと貼り紙してきてやった」「庭に鎖でつながれてる犬を助けるためなら侵入しても罪にはならない」とギラギラした目で捲し立ててて、正直怖かった。
本作の肉屋夫婦(どっちかってと嫁のほうがヤバい)はシリアルキラーサイコパスとして描かれてるけど、二人の軽妙な夫婦漫才っぽい会話のおかげで不気味さは微塵もない。むしろ被害者であるヴィーガン達の異常性の方が際立っているような気さえする。
宗教対立、移民問題、格差社会、現代フランスで起こっている様々な社会の闇をしれっと面白おかしく描くフランスのエスプリに乾杯!
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