トゥ・スリープ・ウィズ・アンガー

トゥ・スリープ・ウィズ・アンガー

1990年製作/102分/アメリカ
原題または英題:To Sleep with Anger

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映画レビュー

5.0家族

2022年9月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ダニー・グローバーが演じるハリー!わああ、、、薄気味悪い役、声色まで変えて、ゾーとする不気味悪さをうまく演じている。ハリーは米国南部(南部のどこかわからない)の伝統を守っていると言った方がいい。例えば、チキンを殺すシーンでも、嘴から線を引き、そして、ナイフをチキンの首へ!!!? ナイフもカードも、彼が見せるう全てのものが何が意味が含まれたり、呪われたりしているようだ。言葉の使い方も、南部ではまだ受けそうな話をする。ハリーが居候している古い友達、ギオン(ポー
ル・バトラー)も、孫に話すストーリーは南部でまだ残っているような話題なので、奥さんに戒められる。
私は米国サウスの文化を知らないけど、なんともいえない不気味な雰囲気は理解できいる。それに、ハリーはコーンでできている酒を皆に分けるが、皆はなつかしがっている。伝統的な飲み物「コーン・リカー」を珍しがっているようだ。それに、ハリーは迷信的なようで、ベイブブラザー(リチャード・ブルックス)の息子が箒でハリーの靴を履いた時、バリーは悪いスピリッツに襲われたように、体に塩をまき、スピリッツを追い払う。しかし、クリスチャンの家族なのに父親、ギオンが病に伏せた時など、木のくずを(??)足元に彼の足元に置いたりして、祈りにきた教会の牧師に、まだ迷信を信じていると言われる始末。イエスを信じていても、家族に代々伝わってきた南部の伝統を信じて、それを自然に試みる。愉快だ。
ハリーはデトロイトからオークランドをへて、ロサンジェルスのギオンの家族の家に来た。ギオンの自宅はサウス・セントラル・LAにあって、当時は閑静であり、道路から察しても、幅広く、まだ自然が残っている地域もあるようだ。ここは南部からの黒人が入植した地域であるが。家族はもうみんなロサンジェリアンであり、ベイブブラザーの奥さんは明らかに、教養も身につけているように見える。

南部の伝統を保って誇らしげにしているのはハリーだけのように私には見える。また、その慣習を丸出しにして他から違和感を持たれているのに気づかないとこが愉快。
はっきり言って、田舎から都会に出てくると、田舎の習慣や、考えから、言葉など全く忘れて(忘れようとして?)育って、都会っ子になったということ。だから、田舎のハリーのような人がくると、珍しがったり、煙たかったりするんだよねえ。

しかし、バリーの存在は彼の死後、より家族やコミュニティーを結びつけた。
平凡な(何が平凡て言われても困るけど)家族、そして、教会を中心にしたコミュニティーをハリーの登場で、南部の伝統を再認識したり、それが新しく築いているロスのコミュニティーの原動力になるのを見せてくれる。

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