近江商人、走る!のレビュー・感想・評価
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さんぽうよし
いつまでこの悪代官のフォーマット使うんやろう…
史実でもないし、商人のアイデアも中途半端で、ストーリーにも脚本にも、演出にもキャストにも何も目新しいことも発見もなかった…この作品どの方面が良しなんやろ…
空き時間帯に合うということでたまたま期待せずに観ましたが、いい意味...
空き時間帯に合うということでたまたま期待せずに観ましたが、いい意味で裏切られました。他のレビューを見ると厳しい意見も多いですが、いやいや、なかなか楽しめました。
お正月に家族で観るにピッタリだと思います。
時代劇した時代劇を期待しているとちょっと肩透かしかも。こんな時代劇もあるんだという寛容な心で観ると楽しいですよ。
新春お遊び時代劇
『武士の家計簿』とか『引越し大名』のような、ときどきある歴史のメインじゃないお話。
どこまでがホントなのかは分からないけれど、お正月に気負わず楽しむにはちょうどいい映画。
なんか最初に子銀次にぶつかったダサ侍を見て、戦いのない江戸時代に於いて、武士って何の存在意義があるのか、ちょっと考えてしまった。威張り散らして小物感がすごい。
丁稚奉公になってからは、なるほどねぇと銀次の商才に少し感心。
歴史って、実際に見聞きした訳じゃないし、しょっちゅう説が変わるから、話半分にそんなバカなと思って観ておけば良いと思う。
御奉行を演じる堀部さんは、もはや良い人の役なんて記憶にないくらい、悪役としてのポジションを確立した感がある。お馬遊びは若干やり過ぎな気もするが、振り切った悪は転落も痛快。
その辺の勧善懲悪は王道時代劇。
フィクションとして時代考証は無視して良いかと。
日本では珍しい投資がテーマ!コミカルもシリアスも両立
証券業に携わるものです。
作品紹介から気になっており、早速近所で見てきました。
邦画では珍しい投資をテーマとしたストーリーになっており、クスりと笑えるコメディーも混ぜつつ色々勉強になる内容でした。
投資に関する名言も使われてたりし、仕事柄感心する場面もいくつかありました。
よく投資の世界では身近なものや出来事から儲けのチャンスを見つけると言いますが、そういったことがうまく体現できている作品だなと思いました。
あと投資で儲かると、楽して稼いで…とよく言われますが、そんなこともないです。
色々な分野の勉強をしたり、情報収集にアンテナを高くしたりと見えないところでの努力が物をいう世界でもあります。
そういったこと等もわかりやすく伝えている作品だと思います。
普段から投資をされている方や興味を持っている方には特におすすめです!
そうでない方やお子さんたちにも見てもらいたいと思いました!
新春初映画は時代劇で!
池上彰さんが予告編のナレーションをしているので、良い作品だろうと思い、元日に観に行きました。
堂島で取引されている米の価格を、すぐに大津の米問屋に知らせるために取った、近江商人たちの創意工夫には、唸らされました。
また、この作品は、悪役を演じた俳優さんたちの、主役を食うような重厚な演技力が、ストーリーにメリハリをつけているように思いました。
勧善懲悪がテーマですが、随所に世の中を渡る教訓がちりばめられて、最後はハッピー・エンドなので、正月に観るのに丁度良い映画だと思いました。
それにしても、お金を稼いで生きていくことの大変さは、いつの世の中になっても変わらないと、改めて思いました。
上村侑ら好演も『三方良し』に至らず
新年1本めは痛快ビジネス時代劇…、との触れ込みだったが、ファーストデイ(1200円)で入っていて新年早々悪く言いたくはないが、これは久々にビミョー。某連ドラでの記憶が新しい上村侑や森永悠希、黒木ひかりら若手を前面に押し出して、タイトルから疾走感ある作品を想像していたが、残念ながら痛快さは感じられない。とにかくシリアスなのかコミカルなのか中途半端で、真面目系の上村侑とマッチしていない気がする。どちらかに振り切った方が良かった。筋も矢柴俊博の柏屋の主人が大善屋に借金押し付けて失踪した時、その息子の森永悠希の蔵之介が申し訳なく思って土下座したり、蔵之介を大善屋の面々が糾弾する気配が無いのはリアリティのかけらもない。少なくともその後の経済活動からは除外されるだろう。また起死回生の借金返済策が堂島の価格を手旗信号で知らせるというのは、不正感が否めずクライマックスとしては致命的。
上記の3人の若手は好演しているので実にもったいない作品で『三方良し』には程遠い。
なんだこれ・・・なんだこれ!
2022年劇場鑑賞301本目。
超高速参勤交代とか殿、利息でござる!みたいなのを想像してたんですが・・・。
love!?yes!?いや確かに鎌倉殿の13人でもカタカナ言葉話してましたけど享保ってもう女性が演劇するの禁じられて男が女形やるようになって数十年経っているのにあんなことしたら速攻奉行所に引っ立てられると思うのですが・・・。
吉本芸人がところどころ無理やり出てきていたのが気になったし、最後「こうならないかなぁ、でもなんの伏線もなかったし無理だろなぁ」と思っていたらなんの伏線もなしに願望通りの展開になってなんじゃいそりゃとなって色々変な映画でした。極めつけには本人役で本人出てくるのでカオス。
水戸黄門的コメディ
両親を亡くした銀次は薬売りの紹介により大津の米問屋で丁稚奉公することになり、そこで努力して、店の仕事はもちろん、それ以外にも、メガネ売りの商売を手伝ったり、ケガをした大工の救済や、茶屋に客を集めたりして、町の人たちを助けていた。そんな時、奉行の罠で奉公先の米問屋が千両の借金を背負わされてしまった。銀次は店を守るため、大津と15里離れた大坂・堂島との米価格差を利用した裁定取引を思いついた。飛脚で半日かかかる距離で迅速に情報を入手する方法として、櫓と旗と遠眼鏡を活用し、・・・という話。
ここでの評価が酷くてほとんど期待せず観たが、意外に楽しめた。
確かに言葉の不統一性やお仙の踊りの時に革ブーツなど時代考証的にも酷いところも有るが、そんな些細な事には目をつぶり、おおらかに楽しんで観れば良いと思った。
銀次の子役も可愛かったし、薬売りは風車の弥七みたいでカッコよかった。
水戸黄門好きならラストも納得だろうし。
コメディ要素もあり面白かった。
近江商人とアービトラージを主題にするなんて
目の付け所はgoodだが、ちょっと盛り込み過ぎたかな?
最近コメディ時代劇映画が多く見受けられるが、もう少し真面目なタッチで制作してもよいのでは?
コメディにするんだったら、タイトルももっと興味を引くようにしないとね!
【”悪徳奉行の企てを、家族と仲間の絆でぶっとば・・したのかな?近江藩を舞台にした突っ込み処満載の水戸黄門劣化バージョン。役者さん達は、頑張ってます。今作、お正月映画として、楽しめるかな?。】
ー 突っ込み処満載の時代劇である。そして、脚本や時代考証が可なり粗い作品である。
序盤でそれが分かったので、脳内を少し変換して鑑賞した。-
◆感想<敢えて、面白かった所を、少ーしイジワルに記す。>
・薬売りの喜平と、主人公銀次の幼い時からの出会いと、ラスト、まさかの喜平が悪徳奉行が銀次たちを白洲で裁こうとしたときに現れたシーン。
ー ”喜平は風車の弥七”だったのか!”などと考えてしまい、クスクス・・。-
・悪徳奉行を演じた、堀部圭亮さんの演技。
ー この俳優さん、こういう役、ピッタリだな。”ピシピシSM奉行か!”クスクス・・。-
・米問屋、大善屋(筧利夫&真飛聖夫婦)に引け目を感じつつ、悪徳奉行に媚び諂い、時代劇あるあるの、饅頭の下に金貨を入れて悪徳奉行に”お口に会いますでしょうか・・。”などと言いながら息子蔵之介を丁稚で大善屋に潜入させる柏屋を演じた矢柴俊博の眼が怖い。
ー そして、悩める蔵之介を演じた森永悠希も、ウジウジしていて良い。(褒めてます。)
そして、蔵之介は後から丁稚になった銀次にも妬み、嫉みを持っている。
即座に、”ウジウジ君”と脳内で命名する。-
・聡明な銀次が、職人たちに組合結成を持ちかけたり(互助会だよね。組合かなあ。)大津と堂島の米の価格差により、大善屋が悪徳奉行と柏屋の企みにより、1000両の借金を肩代わりさせられた時に、櫓を五基立て、手旗信号で堂島の米相場を大津に届けるシーン。
ー 成程ね。それで眼鏡職人(前野朋哉)を登場させたんだね。
けれど、櫓がアッと言う間に出来てたり、手旗信号もあんな粗雑な振り方で通じるのかな・・。クスクス・・。-
・お茶屋娘ランキングを競うシーン。
ー ”LOVE”とか言って皆で躍っているけれど、時代は江戸だよね。
英語も出来るんだね。凄いなあ!。クスクス・・。-
・そして、ラスト。悪徳奉行が銀次が思いついた行いを”不正”と言って、大善屋主人と銀次を白洲で裁くシーン。
”お前が不正と言うな!”と突っ込もうとしたら、襖が開いて、近江藩主(藤岡弘)が登場し、悪徳奉行にキツイ裁きを下すシーン。
そして、藩主高笑い・・。
ー 息子に詰られ、改心した柏屋の姿。
何だ、この映画は”水戸黄門だったんだね!”クスクス・・。-
<とまあ、色々と突っ込みつつも、マアマア面白かった作品である。
今作をお正月映画として、楽しく見れるかどうかは、観方次第であると思ってしまった作品でもある。
水戸黄門の様な、勧善懲悪モノが好きな人には、面白いんじゃないかな。>
近江商人、早歩き!
くらいな感じ。作品自体にそこまでスピード感は無いし、肝心なところで急いでしまって、説明不足気味になってる気はする。だけどまぁ、それなりにテンポはいいし、嘘八百一作品目くらい緩いけど、年末年始にはピッタリの作品かなと。期待してなかっただけに、普通に楽しめた。
時代劇やら先物取引やらには詳しくないけど、緩さのおかげか、内容はスっと入ってきたし、面白かった。勿体ないのはキャラクター設定が甘いこと。せっかく深みのありそうな主人公で、演じた上村侑もいい味出してたから、周りの登場人物含め、もっとしっかり描いて欲しかった。コメディだからといって、そこを抜かったらいけませんよ。
映画としては少しパンチが弱く、物足りない気もしたんだけど、構成や雰囲気は割かししっかりしていたし、予告で見た時よりも好印象でした。特に良かったのはラストスパート。昭和臭い演出ではあるんだけど、ここまで振り切ってくれたら結構好き。まぁ、どっちかというとドラマ向きな気がしたけどね。
個人的には森永悠希も出演している「天外者」よりも、主人公に愛が感じられて好きだったし、後味も良くて見た後の満足度も高かった。色々と惜しいところはあるけれど、年納めにはいい映画だったかな。来年は「レジェンド&バタフライ」とか「仕掛人・藤枝梅安」とか、時代劇が多めだから、演出やキャラクターに関してはそこで期待ということで。
少し上滑りしているような感じもあるけど、期待せずに見たらそれなりにいい作品かと。年末年始に是非。とまぁ、今年もこれにて終了ということで、2022年は劇場にて計181本の作品を鑑賞しました。とてもいい年でした。来年も楽しみな映画がたんまりとありますので、2023年もどうか、よろしくお願いします!
これが正月映画か! 実に残念な作品でした。
脚本、キャスティング、カメラ、
時代考証など学生映画ではないかな!?
堂島米先物相場や近江商人に失礼で、
リスペクト感が殆ど伝わらない。
オラは年末に観たので失笑で済んだが、
新年にこの作品見たらこれからの一年が苦痛なもなとなりはしないか?
あらすじ〉
淀屋橋の米先物相場💹破りの話だが、
今日ではスーパーコンピュータの導入かな?
江戸時代、
大坂や伊勢と並ぶ日本三大商人に数えられた近江商人たちの活躍を描いた時代劇。
現代の経済においては「裁定取引」(アービトラージ)と呼ばれる取引方法に着目した近江商人たちが、
そろばん片手に知恵をふりしぼり、
商売で勝負に出る姿を痛快に描く。
ある時、
悪らつな奉行の罠で奉公先の大善屋が千両もの借金を背負わされてしまう。
銀次は店を守るため、
大津と15里(60キロ)離れた堂島の米の価格差を利用した裁定取引を思いつく。
それは飛脚でも半日かかかる距離を、
より速く米価格情報を迅速に入手伝達することだ。
銀次は仲間とともに情報伝達作戦を練り実行する。
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