「サボテン🌵キーチェーン。春日井市は「サボテンのまち」なんです」フィリピンパブ嬢の社会学 imaxmaxさんの映画レビュー(感想・評価)
サボテン🌵キーチェーン。春日井市は「サボテンのまち」なんです
何回も見た映画館の出入口の前にある、今作のロケ地ガイドの巨大POP。すごく気になる。特に春日井市には用事はないのに。
どこまで脚色されているのかは分からないが、偽装結婚やあちらの人たちが出てくる。しかし、原作者が地元という事で何回も舞台挨拶も有り(今回は違うが)、リアル感が増す。ロケ地も春日井、名古屋だけでなくフィリピンマニラロケも有り、低予算ながら頑張っている。
すごく不安なサイドカーがついたバイクタクシー。中層の彼女の家のちょっと先には高級住宅、すぐそこに下層のバラック小屋。3世代どころか親戚も一緒に住む大家族。みんなにお土産、カップラーメンとチョコ。金をたかる親、足りないと追加要求。短いながらリアルなフィリピンが描かれる。
地元企業も協賛してくれている。映画館のAD広告で元大関栃ノ心が出ている企業の会社説明会で寝るな。でも「面接でフィリピンパブを力説して、いつも引かれる」と力説するガッツは立派。
彼女は「大丈夫だよ、何とかなるよ」。
私も楽観主義の方だが、さすがに今回はねぇ〜。警察や入管だけでなく、あちらの人もいるわけだから。作者はそれを乗り越えて。立派だね。
クレジットまで見てね。作者の今を。
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