森の中のレストランのレビュー・感想・評価
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心が揺さぶられました。
オススメに流れてきたのを何の事前情報もなく鑑賞。
タイトルと、紹介文の"自殺"っていうワードに引っかかって、オープニングだけ観てみるかと思ったらそのまま最後までいっちゃいました。
飛び降り自殺で他人を巻き込んじゃったら、飛び降りた方は傷害致死で有罪になるのかな、残された家族は大変だ、、、とかぼんやり考えてたけど、そういえば「息子の遺書です」って見せられてた内容は、どんなものだったんだろう。
許さざるを得ない内容だったんだろうけど、娘を殺された上に、あんなに仲良さそうだった夫婦が別れることになったんだよね、、。
あんなに人通りのあるところで飛び降り自殺したら、誰かを巻き込む可能性は充分にあるし、そうはならずに済んだとしてもソレを見せつけられた人は、一生残る心の傷を抱えることになる。
PTSDも酷いと日常生活ができなくなるからね。身体的には無傷でも、精神的に他人を殺すことにもなり得るんだよね。
って、この映画の言いたいこととズレてるかな。でも私はその場面でそう思った。
自殺する時は、全く迷惑をかけないのは無理だから、なるべくキレイにひっそりと死ねる方法を選ぶことにしようって。
いや、今のところその予定はないけどね。
DVは、私は幸運にもわからないんだけど、心まで支配されちゃって、到底立ち向かうことなんてできないって言うよね。
逃げ出すことすらできないって。
あの状態のサヤが死を覚悟して逃げた先に、マイロがいて良かった。
京一がいて良かったではないんだよね。京一にとっては、まだ人を助けられる精神状態じゃなかったから。
逆に京一にとって、亡くなった娘も好きだったバジルのスパゲティを美味しそうに食べたサヤの存在が、救いになった。
あの期間の京一は、サヤに依存してたもんね。
だからサヤが連れ戻されて、京一はまた死を選ぼうとして、マイロが助けてって、、、マイロ、エライな〜(T . T)
村の青年の、虐待かもっていう言葉には、私もアンタたちのせいだろ!と思ったけど、京一はそこでやっと気づくんだよね。
誰かのために心が動いてることに。
サヤがされた最後の"躾"が衝撃だったけど、それを知ったお母さんの怒りがどっちに向かうのかが一番ハラハラした。
京一に「ご心配には及びません」って言ってサヤを逃がそうとしなかった時は悲しかったけど、その後の言動に救われた。
お母さんも苦しかったよね。
ゲートキーパーっていうのは、その言葉すら知りませんでした。
私はなんて平和な生活を送ってるんだろうって思いましたね。
ゲートキーパーは、職業にしてる人もいるのかもしれないけど、普段の生活で人と関わるどこかの一瞬で必要になるかもしれない知識ですね。
とりあえず、厚生労働省のサイトを見てみようと思います。
テーマが重いけど、音と光がとても綺麗な映画でした。
あのレストラン、一度は行ってみたいと思わされましたね。
天気のいい昼間に。
内容は面白い
原作はないようだがプロットがよくできている。
最後のテロップで自殺者の数について書かれていることから、この作品は自殺を考えている人に向けられていることが伺える。
さて、
最初の自殺願望者が主人公であるシェフの京一だ。
飛び降り自殺が他人までも巻き込んでしまう。
実際に池袋で起きた事件もある。
それによって一人娘をなくした京一
そのどうにもならない感情の方向は、妻とは全く別へと向かう。
それが自殺者に対しせめてもの贈り物として料理を提供する森の中のレストラン
最後の晩餐レストラン
通常客が基本的な客層だが、「ひとり」という合言葉のような予約方法と、お金がなくても問題はなく、可能な限り食べたいものを提供する。
それがネットき書き込まれていること、そしてそこを最後の晩餐として、その森で命を絶つ者がいることに村人は腹を立てている。
このレストランへやってきた少女サヤ
父からの虐待は日常的に起きていた。
さて、
物語の変化は、このサヤとの出会いをきっかけに始まるが、京一はサヤの中に娘キョウカを見る。
キョウカの好物と同じものを最後の晩餐に注文したサヤに、心を動かされないはずはない。
寒い森での一夜
彼女を守ったのが飼っていた犬だった。
こうして彼女をアルバイトにするが、やがて警察と両親がやってきた。
父のお仕置き DV
それはエスカレートする。
父によって完全に支配されていたと思われた母だったが、娘に対する蛮行によって母性というのか良心のようなものを取り戻したのだろう。
再び森のレストランで仕事をすることになるサヤ
その顔は生き生きしているものの、収監されている母との面会はとても辛いことが伺える。
京一が始めた「最後の晩餐」
それは、自殺者のためのせめてもの贈り物だった。
それこそが「死ぬことだけを考えて生きていた」京一の見えていたこの世の救いだったのだろう。
しかしサヤとの生活の中で、その考え方は大きく変化したのだろう。
キョウカの死を招いた少年の飛び降り自殺
その両親をレストランに招き料理をふるまった。
それは、京一にとっての長い長いトンネルを抜けることができた証拠だった。
この大きな赦しこそ、この作品のメインテーマだ。
彼は「最後の晩餐はやめる。これからは料理で人を救う」と言ったが、救うというような大げさな表現ではなく、喜んでもらえるというような小さなことでいいと思った。
無口で無表情で無感情だった彼の仕事は、言葉と喜びとようやく動き出した感情によって味も大きく変わったことだろう。
サヤの救いは同時に心の傷を伴ったという現実感。
母の最後の気力が生まれたきっかけもいいプロットだった。
ハンターの欣二が店のオーナーという設定とサヤの携帯番号を知っていたプロットもよかった。
ただ、京一一人でサヤの自宅に乗り込んでいくのではなく、外にでも待機するあの二人がいてもよかったように思う。
また、
「死ぬことだけを考えて生きてきた」という言葉は、村上春樹の「多崎つくると彼の巡礼の年」の主人公のセリフだ。ちょっとだけ気になった。
物語は自殺をモチーフに描かれているし、何よりも最後のテロップもある。
ここに、物語との乖離が生じてしまっているように思えてならない。
この作品はもっと「赦し」に焦点を当ててほしかった。
自殺し損ねた京一が死ぬことだけを考えて生きてきたことから、彼の特質した思考を知ることができる。
妻との対峙もわかる。
そして出会ったサヤ
娘のような少女との再会が大きく彼の感情を揺り動かす。
サヤを守るための迫力のある格闘シーンは良かったが、サヤの自殺願望の理由を両親の自殺または事故死などにして、迫力シーンは欠如するが、お互いに何故死を選ぼうとしていたのかについて描く方が、自殺願望者や遺族へのメッセージにつながったように思う。
しかしながら、作品として面白かった。
孤独な人の頭の中
孤独を感じるとき。
真夜中の、虫の声も風の音さえも聞こえない
静寂のなか、眠れずにベッドでうずくまっていると、
心臓の音が聞こえてくる。
頭の中では聞いたこともないような不気味な音が
鳴り続けている。
陽の光とともに、次の日がやってくると
不気味な音は街の雑踏とともに
どこかえ消え失せる。
「おはよう」という誰かの声が
自分は孤独ではなかったと再確認させてくれる。
「孤独な人のSOSのメッセージを受け取れ。」
発信する側も、受信する側も簡単なことではない。
自分の心臓の音や、頭の中の不気味な雑音が
うるさすぎて発信しようとするメッセージを
かき消してしまう。
受信しようにも、日々の多忙な活動を送るためには
街の雑踏をノイズキャンセルするように集中する必要があり、
微かなメッセージを容易くかき消してしまう。
わたしたちにできることは
温かい食事を提供し、そして目の前に出された料理を
いただくしかないのだ。
そしてできるなら、
いただいた料理にたいして
「おいしかったです。」
「ごちそうさまでした。」
というリアクションをしてほしい。
そういう映画。
でもないか⁉
題名が癒し系なのに 注文の多い料理店より怖い
谷田歩 が まじで DV夫にしか見えないって言うかもうDV顔。
家庭内のDVって ほんとにこうやって見つからない場合があるというのは、千葉の野田小学校の10歳の子が死んでしまった事件でわかっている。
あれは もう学校の先生が 間抜け と一言で言い表すのも腹立たしい程で、父親の暴力を訴えた手紙を 当の父親に渡している判断力の希薄さ。
まあ普通に接してるくらいじゃわからないから こういう事件になるんだけれど、先生ももうちょっと観察力あって欲しかったと 女の子になり変わって思ってしまう。
逆に そういう事件があってからは 少しでもそういう気配があるとあっという間に児相行き案件になるようだ。
この作品に関しては、前半の淡々とした進み具合に後半のかなり酷い 見てられないくらいの暴力とが陰鬱な空気が山間部に漂い そこに生活してる林業の子(若者)の やや軽薄だが明るい一般的な人物としての描写が 色を差している構成。
フレンチ ジビエ は ほんとに美味しそう。
自殺願望なんかゼロだけど 行ってみたい程。
SNSで自殺前の最後の晩餐的にバズってるとしても 普通に行きたいと思う人(出だしのおばちゃん三人組のように)いてもおかしくない。
もっと しっとりと 事件性のない感じで
料理と 景色と 音楽を 味わえる物を この場所を使って作ってくれないかなあと思った。
テーマが「自殺」でしたが世の中のありかたについてよく考えさせられる...
テーマが「自殺」でしたが世の中のありかたについてよく考えさせられる内容であった。
若者の自殺者が増えていることと、また相談できる環境が整備されていない今の情勢を改めて認識させられた。
また人間は自分のためではなく、他の人にために生きることで活力を生産することができ、
この生きる活力を失っている人には家族・仲間との「絆」があることを認識させることが重要であると感じた。
映画自体の音声には大変こだわっており、森の中を歩く音や木々が揺れる音などとても臨場感があり大変良かったです。
知人に紹介したいと思う映画内容でした。
公開劇場拡大希望。皆さんに見てほしい!
冒頭の森の中から始まる。
爽やか朝を思わせる景色だが何故が木々がしなる音ばかりする←何やら不安を感じましたね。
これから良からぬことがあるんだなーと思っていると主人公 京一の自害シーン。まぁ、なんやかんやで介抱してくれた老人 欣二が経営する森の中のレストランを任されることになる。CGでもなく本当に真っ暗。森の中にレスランの明かりがポツンです。
かつて三つ星レストランのシェフだった京一の料理はピカイチで昼間は料理を求めてくる客が絶えなかった。しかし死人のように生きているゆえに他人に興味がなく、夜一人で暗い表情をした客が最後の晩餐に来るも、説得などはせず帰してしまいます。
村人からも大バッシングを受けます。
見ていると、なんじゃコイツはーって思います。
京一が何故こんなふうになったのか?見ていくうちに理由が明らかになってきます。
(でもこのままじゃ…ダメだろうと思いますがね。)
そんなある日、この世に絶望を感じて最後の晩餐に来た少女沙耶に出会います。
はたして京一は沙耶を救うのだろうか?
この映画は自殺を助長するものでなく、生きる事の大切さ、そして大切な命を救う、「誰かが救わないと…人間一人じゃ生きていけない。」そう言ったメッセージが込められています。
主人公京一とそれを取り巻く人たちが映画を通して教えてくれる素晴らしい映画でした。
泉原航一監督 今回ゲートキーパーという言葉を初めて知り、これを映画に昇華していこうとされました。
なのでストーリー構成がよくできており見ていて暇になる時間がなかった。本当に終わるまで釘付けでした。
こんなにいい映画、上映館数もっと増えて欲しい。上映時期過ぎてもDVD、Blu-rayリリースしてほしいです。
ここからは私の歪んだ役者さんの感想(読まなくていいところですが…暇ができた人は読んでほしい。)
↓
沙耶役の畑芽育ちゃんがカワイイ! 悩んでいる時、泣いている時、笑っている時どれをとっても最高でした。
大阪で舞台挨拶に来てほしかったな〜。
主人公 京一の元妻役 奥菜ちゃん幾つになっても美人!
演技に磨きがかかって益々演技派女優になったなぁ〜って思います。
大阪で舞台挨拶来てほしかったなぁ〜。
沙耶の母役 佐伯日奈子さんのキャスティングはすごく良かったです。大阪で舞台挨拶に来てほしかったなぁ〜。…そればっかりですみません。
主人公 京一役の船ヶ山哲さん
本当に暗い表情を段階的に調整できる人ですね〜。今回長編映画初めてで、役者二年目とは思えないくらいです。
小宮さん MC小宮以来のハマり役てした。お元気そうで何よりです。
泉原航一監督 ありがとう。
深い森の世界に引き込まれます
映画のテーマと静かな森の雰囲気がとてもマッチしています。出ている俳優さんたちの演技もリアルだし、見ていると映画の中の世界に引き込まれそうに感じました。いまの日本の社会問題を扱っていることもあり、見たあとも深く考えさせられました。
深い森の中の寓話
ほとんど無表情の主人公京一と、悲しみと喜びの対局の表情を織りなす紗耶が生きることの意味を示唆してくれる寓話です。
誰もが生きづらさを抱えてる中で、そんな人を支えてあげたいという優しい気持ちになれました。
若い頃はメガネをかけて可愛かった小宮孝泰さんの演じる猟師欣二が重要な狂言回しを演じています。
設定倒れ。
設定が面白そうで気になって見てみた。
元々主人公も自殺未遂で身体は生きてるけど心は死んでるシェフなので、自殺希望者に深く関わらない心情らしく絡みは最後の晩餐、、提供する料理だけなんですが話はあまりその辺つっこんでなく所謂レストラン物、レシピ物ではないです。最近続いてたから勘違いしたのかもだけど、この設定でもったいないやん。
家庭内DVで死にに来たjkを収容以降(立ち直り早っ)は予想通りの展開で、取り立てて目新しい物はなかったです。3人で救出に行くのかと思ったら違ったし。
音に付いてレビューされてる方が多いようですが、たしかに森の音の再現性高いです。風の吹く日の木々が軋む音、、、私は冒頭、首を吊る荒縄の軋む音かと思い少し怖かったが考え過ぎやった。
あと音に付いてもう一つ、主役の船ヶ山の声が悪く前半何言ってんだかわからない。心死んでる人なんでボソボソ喋るんだとは思うが酷い悪声で音になってない。録音部や監督もう少し配慮しろよ!と思ったのをきっかけに、なんか主人公だけ身体の軸がぶれてて演技的に凹んでる印象がありどんな脇役でキャリア積んだ人だろ?と調べたらマーケティングやコンサルで稼いだほぼ素人だった。
推測だが制作費も彼が出してるプライベートムービーなんじゃなかろうか?
もう少し演技の勉強した方が良いと思う。
まわりとレベルが揃ってない。
奥菜恵や佐伯日菜子が懐かしく元気でよかった。
畑芽育が可愛い、見所はその辺だけかな。
森の中でそれぞれの人生にいろどりを
生きていくには、つらくってつらくて逃げ出したくなることがあるでしょう
この映画を見て自分経験と重なることも、想像絶する部分もあって当たり前に生きていることが、当たり前でなく、限りなく奇跡的であることを実体験できます。
心がほっこりしたり、起きて欲しくない緊張感も独特の間と音響の両使いで想像力を膨らまし、ゾクゾクと半端ない一言では言い切れない感情が、常に感じながらあっという間に終わってしまいました。
日々の生活の中で何を生きる糧にしていけるか
知りたい人には是非おすすめです
音フェチにはたまらない作品
年間100本以上の作品を観ていますが、ここまで音にこだわった作品があったか記憶にありません。
木がきしむ音、大地を踏みつける音、普段は聞き流している虫の声。
映画の内容も素晴らしいですが、音に感動したのは初めてです。
ドキドキの展開
かなり重めのテーマ。
どのようなストーリー展開がなされるのか、
ドキドキしながら観ていました。
映像の美しさや、寂しげな中に溢れる
世界観に惹き込まれました。
なかなか扱われることの無い題材をうまく表現していてあっという間のエンディング。
役者さんの細かな表情や表現が光る素晴らしい作品でした。
あなたならその時どうしますか?心に問う映画
主人公を含め、悲しみや葛藤を抱え生きている人達。
絶望を隠し、心のどこかで救いを求める人たちが深い森のレストランに集まってくる。
生きていくことに悩む人たちは人と出会う事でどう変わっていくのか。
そして、悩む人に出会ったときどう接したらいいのか。
生きていくことに絶望を感じている人、そしてそれを救えるかもしれない人。。。
映画ではそうした人たちの心の声がとても丁寧に繊細に描かれている。
悩んでいる人に寄り添い、関わることで孤独や孤立を防いで支援する人のことを
命の番人、『ゲートキーパー』というそうだ。
もし自分が主人公の立場だったらどう行動し、何が出来たのだろうか。
自分は辛さを抱えて生きていく人のゲートキーパーになれるのか。
観終わって時が経ってもなお、深く深く考え、自分に問いてしまう。
監督は「食べること=生」「命をいただく=死」を表すために森のレストランにしたと話されていた。
とても重いテーマでありながら、希望を見出せるのは、美しい映像、まるで森にいるかのような臨場感ある音のお陰だ。
辛いことの全て飲み込むかのような夜の漆黒の森は、木々がザワザワと不気味に、そして悲しげに鳴り響き、人の息づかいや足音までもかき消してしまう。
対照的に昼間の森は美しい緑、晴れやかな青い空、美味しそうな料理、穏やかな木漏れ日、ひとときの笑顔が、一筋の希望の光を感じさせられて救われる。
多くの人にこの映画を観て、『生きる』ということについて考えてほしい。
観る人の視点、立場でこの映画の感想も異なるのではないだろうか。
生きることに悩んでいる人は誰かに助けを求めてもいいと知ってほしい。
もしも今悩んでいない人もゲートキーパーを求めている人がいないか、意識して周りを見渡してほしい。
この映画がきっかけで、誰かの命を守る人、救われる人が増えたら、と切に願います。
このコロナ禍の時代に貴方の直ぐ近くにもいるかもしれないから
先ず、森の中のさまざまな音、音、音、美しく暖かい陽射し、それでいてどこか寂しげな風景に静かに引き込まれていきます。
気が付けば木々の間からそっと覗いているような感覚。
主人公恭一の美しい料理に頭で舌鼓を打っていたのも束の間、現実に引き戻される。
私も恭一と始めは同じ気持ちでした。
同じ子供を持つ親として、子供から聞いていた友達の話が脳裏を掠めます。
ストーリーも遠い話では決してない、私たちの直ぐそばにある世界なんです。
この映画を大人だけでなく、家族で見て欲しい。そして話をして欲しい。
ストーリーもさながら映像の美しさと音響が素晴らしい!
シネコンなどの迫力ある音響システムでもう一度観てみたい。きっとまた飛び上がって震えてしまうかもしれない。
命を見つめ引き込まれる映画
映像がとにかく綺麗でどんどん引き込まれてその世界に入り込んでいった。命と生活環境と人の温もりを感じられる素晴らしい作品だった。奥が深く、命について描かれていて沢山の方に見てもらいたい映画だった。役者の方もそれぞれ存在感がありオススメです。
森の中のレストラン
自然の風景、情景がとても美しい映画でした。
大木のきしむ音が人間の悲鳴に聞こえたり、
また 生きていく生命の力強さに感じたりもし、
その中で植物、動物、人間、
いろんな生と死とがうごめいている。
丸太と木とで建てられたレストランは温かみのある家、
一方の沙耶の実家は冷たい死んでいるような家。
美術/装飾だけでなく、その空気の違いが演じる役者さん達
によって更に創り出されているのが素晴らしかったです。
自殺やDVという重いテーマを扱っていたけれど
見終わっての第一声は「面白かったね」。
心に掛かっていた霧が流れ去ったかのような感覚だった。
人生とは何か。
生きるとは、死ぬとは?
見終わってから仲間と生と死についてもっと語り合いたいと思う映画でした。
最後に。
映画の中で披露されるお料理がどれも美味しそうでたまらず、翌日 青山のビストロに出かけてしまいましたー❣️
ゲートキーパー
映画好きの僕にとって映像や音響が素晴らしい映画でした!
特にゲートキーパー(自殺)を扱ってる映画はなかなかなく、僕自身も子供の頃に母親を自殺で失っていたのでとても素晴らしい映画でした。
ネタバレになってしまうのでここでは語れませんがこれからの時代に必要な事が沢山詰まった
様々な愛の形が見えました。
是非全国の人に見てもらいたいと思ってレビューを書かさてもらいました。
命・人生の選択とは何か
テーマは命・ゲートキーパーと重い内容でしたが、
映像と音が美しく、段々と映画の世界に惹き込まれていきました。
人々が抱える痛み・悩みは様々で時には命を絶つという選択、
一命はとりとめたが痛みを抱え、抜け殻のように生きる人、
痛みを抱えながら、どうにか自分なりに乗り越えていく人…、
紗耶との出会いから、京一が少しずつ変化していく様子に少しのもどかしさと感動、
終盤では思わず涙していました。
各キャラクターにドラマ・個性があり、美味しそうな食事と自然の明るさと怖さ、
美しい音が絶妙なバランスで素晴らしい作品だと思います。
コロナ禍・戦争という時代に生きる希望を失ったり、見出せない人も現実に多い中、
「生きる」を深く考えさせられた作品でした。
人の傷を癒すのは時間と人
命という重いテーマでありながら、
映像と音楽の美しさに
世界観に引き込まれました。
登場人物のそれぞれの痛みと
人との関わりの中で変化していく様子に
こちらの心も揺さぶられ
人の傷を癒すのは
時間と人なんだなと改めて感じました。
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