メイクアガールのレビュー・感想・評価
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荒削りではあるがよく出来ている。今後に期待大。
YouTubeで有名なアニメクリエイター様の監督デビュー作。
独特なキャラの挙動や愛嬌と言った監督の持ち味はそのままでそこに妥協は無く、元よりのファンであれば問題なく楽しめるだろう。
ストーリーはやや情報量が多く説明不足な箇所が見受けられはしたが、見せたいシーンはこれというのが割とはっきりした作りなので及第点ではあります。
元々が視聴者の言語を問わぬ作風だからか、映像で語るという能力は大変に高いと思います。特に0号が階段を登ることで心の成長を描くシーンに真骨頂が現れてると思いました。
終盤のバイオレンスな要素も含め、安田監督の世界観を見せつけるという意味ではデビュー作として十分に役目を果たしてると言えるでしょう。
デビュー作故の荒削りではあるものの、新進気鋭のオリジナルアニメ映画監督として今後に期待を抱ける作品。
早くも新作に取り掛かっておりその公開日は2年後とのことなので、より洗練された作品になっていることを期待致します。
愛とは痛みがともなうもの
第三人類を生み出した話
安田現像さんの作品はショート動画で何度か見た程度だったのですが、予告編で興味がわいたので鑑賞してみました。
う~ん、ストーリー微妙だったかな映像はよかったけれど・・・
予告編で察せられる内容以上のものがほとんどなかった、展開が読めちゃう。
物語すべてに説明があるわけではないので考察の余地はあるんだけれど、そこまで深く考察する気にならない浅さと言うか魅力があまり感じられないかった。
作品全体の印象としては平坦なジェットコースターに乗ってる感じ、スピード感(映像表現)はあるけど起伏がなくてただただ見てるうちに終わっちゃた感。
いや、ストーリーの起伏が全く無い訳じゃない、キャラの演技か世界観なのか雰囲気と言うかどこか緊張感がないくて、やりたい事や見せたいシーンなんかは伝わって来るけれど心に響かない。
物語自体にそこまで新鮮さや驚愕の事実とかが無いので想定内でしかなかったからかキャラデザとか問題なかったんだけれど自分は引き込まれなかったな。
決してつまらない訳ではないけど心に残らなかった。
好きを証明するためにとる0号ちゃんの行動はそこそこ感動はするけど、アキラを好きになった理由はやはりプログラムなのでは?
切っ掛けはプログラムでも途中からはプログラム外の意思によるものだと0号ちゃんは言うけれど、私としてはアキラの素性がよくわからんし、結構人間性が欠けてるので終盤までは好きになる要素がなかったんだが。
0号ちゃんと補助ロボットのソルトでは機能も外見も全然ちがうけれど、もし中身、プログラムが同じになったら主人公はどう行動するんだろう?
テーマは深いと思うんだけど私にはむつかしかったな。
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劇中セリフより
「明くんの手って冷たいでしょ?」
「いいえ、明さんの手は暖かいです!」
両手が義手の明くんと握手したらならば私は彼の体温を感じられるだろうか?
良いとこ取りしすぎて収拾つかず
例によって前情報をほぼ何も入れずに、生みの親の安田現象がどういう人物なのか、どういう経歴なのかも全く知らずに鑑賞。コミュ障な科学者と、彼が“カノジョ”として造った人造人間の関係を描く。いわゆる“人の実存”を説いた作品は、古くはメアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』やフィリップ・K・ディック作品などあふれまくっている中で、どれだけ既存にないポイントを生み出せるかがカギだと思うが…
端的に言ってとにかくつまらなかった。展開に目新しさがないのはまだしも、サスペンス要素も取って付けた感が拭えずオチにも意外性がなかったし、終盤の展開にドン引きしてしまった。そもそも主人公の科学者に感情移入できずじまいだったのがキツい。邦画の悪癖である“気取りセリフ”の多さも気になったし…
比べるのも詮無いが、同じTIFFで上映された『Flow』や11月に公開された『ロボット・ドリームズ』といったセリフ未使用の海外アニメがいかに素晴らしかったか。日本はアニメ大国と呼ばれて久しいが、こと質の面では完全に海外の方が勝っていると認識。
面白かった!
クラファンのリターンで先行上映を見に行きました。
実は前評判の口コミを見ていて、辛口が多かったので、まだ一作品めだし…とそこまで期待せずに行きました。
結果、良い意味で予想を裏切られるくらいに面白かったです。
感想は人それぞれだとは思うのですが、この話のクオリティで辛口チラホラあったのは安田現象監督が注目されすぎた故のことなのかな?何故だろう、と謎に思うほどです。
必要な伏線等々は冒頭から散りばめられており、語らないところは視聴者の想像に任せるところはありますが、物語として普通にある範囲内で、起承転結がきちんと綺麗に完結しておりました。
一緒に来た友人はつまらない映画の時、寝てしまうのですが、監督の作品は最後までおきており、帰り際「おもしろかったね」と話して帰りました。
12月のイベントとして楽しみにしていて良かったです。
このクオリティで作品をグレードアップして作り続けていかれるのであれば、本当に安田現象をおこしそうと感じました。
今から1月の公開の動きがファンとして楽しみです!
最後の…これは語らずにおきますが、とりあえず次回作も必ず見に行きます!
画の派手さを優先した作品。心情描写△ 追記アリ
「監督/原作/脚本/絵コンテなどなどと安田現象氏のワンマン映画に近い作品で、SFボーイ・ミーツ・ガールを目指しているが難あり」
監督/原作/脚本/絵コンテ/演出/CG監督/キャラデザインと安田現象さんのワンマン映画に近い作品で、CG映像などはかなりのクオリティで見どころもあるが、お話の進行とキャラクター設定にかなり難が、あって映画としては、映画的なエモーションもなく盛り上がりにかけ正直今二つだと思う。
CGアニメとしての映像は、悪くなく演出やカットにも才を感じるが、話の不味さやキャラクター人物造形への共感性にも欠ける面がありブラッシュアップする事を望む。
ただ安田氏の過去作などは未見なので本作を、見て初めて知った口で、自主制作アニメやミュージックビデオやPVを手掛けていると経歴にあるとの情報しか分からず不勉強な点はお詫びしたい。
その経歴を踏まえて不穏な感じを受けて鑑賞したが、80年代からミュージックビデオやPVやCMなどで、名を馳せた映像作家が、映画監督として映画を撮るのは、要注意の法則は生きていたなと実感。(最近のアメリカ映画には当てはまらないけど)
この辺は以前にレビューしたアニメ版『がんばっていきまっしょい』にも通ずる面で、3DCGのツールの発達は個人のアニメ作家に恩恵をもたらすが、感性のみで作品を作ると見巧者には?な作品が出来上がる印象。(「がんばって」は脚本が、プロだけどテンプレみたいなキャラ配置が作用しておらず微妙で経歴を見る限りコレといった作品に乏しい)
スターウォーズ・シリーズの『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』も初見した時に前半から中盤にかけて名優なども演技して感動的な事が起きているのに、一向に映画的エモーションが起きず本当に退屈だったが、後半は持ち直して面白くなるのは、一部報道にもあるがクレジットされている監督のギャレス・エドワーズが撮った作品が、試写やプロデューサーに不評で、主に後半の4割を別の監督(新監督は『ボーン・アイデンティティー』シリーズのトニー・ギルロイ)で撮り直しているらしいが、ギャレス監督の『ゴジラ』は良い出来だったのに?!と思う一方で映画な難しさを痛感した。
余談
本作は公開初日の夕方にアニメ版『ベルサイユのばら』の後に同じ劇場で鑑賞しているのだが、レイトショーなのもあり観客は自分も含め中年男性が7人程で、1人は途中で退場してしまった(ここで久しぶりに途中退場を見た)
更に余談
映像で語る映画を点数で採点するのは余り好きでは無いので、拙い語りで作品を酷評しても自分は満点つけてます。
映画.comなどに多いのだけど、レビューサイトに公開前後に、妙にコメント少な目の高得点や罵倒に近い低評価レビューを話題作等で見かけるが、そのレビューワーの経歴をみるとその作品のみレビューしてる捨てアカに近いモノが見受けられ、サクラか単なる粘着嫌がらせ行為な輩(多分映画などは殆ど見てない)がいるので「いいね」する前に注意が必要だと思う。
(SNSの声は相手のパーソナリティが分からないのに主語がデカくて興味や関心を感情的に煽る言葉が、真贋も分からずに広まってしまう)
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