「何と孫六!この映画、脚本の決定稿が出来るまでに31稿も書き直しているのだ!」メイクアガール 病人28号さんの映画レビュー(感想・評価)
何と孫六!この映画、脚本の決定稿が出来るまでに31稿も書き直しているのだ!
パンフレットのプロデューサーのインタビューを読むと監督が、
脚本については自分で書きたい!他人に書き直ししてほしく無い!
と、言う事を聞かなかった為に、脚本には一切、口出しは出来なかったそうだ。
まぁ、クラウドファンディングで自力で制作費をかき集めた努力は買うが、31回も書き直した脚本がこの程度の出来だという事を突っ込むのが、プロデューサーの仕事じゃないのかい?
だってさー?社会のインフラを変えてしまうくらい凄いお手伝いロボットを作る右腕が義手の天才高校生が、学校でやる事といえば、
カップ麺を自動で作る装置を作るとか、反省文を代筆してくれるロボットを作るとか、何で、あえて低いレベルの発明をしているのかが分からないし、
あれだけ、生活の役に立っているロボットに自我を持たせる為に苦労していたくせに、同級生が彼女が出来たらポテンシャルが上がったと聞くや、
あんな、チンケな施設で人造人間の女の子を作って、その女の子を同じ学校のクラスに入学させたりする。
綾波レイですら、成長に何十年もかかっていたのに、高校生のおにゃのこのカタチで自我もあるというのは何故だ?袋入りのうまかっちゃんラーメンを作るみたいに簡単に人造人間を作りすぎ。
で、あっさり人造人間に飽きて、捨ててしまう。おい、おにゃのこと付き合ってポテンシャルを上げる目的はどうした?
それから、人造人間がさらわれたから追いかける時にお手伝いロボットが自走して追いかけるんだけど、一輪車なのに、結構、早いのだが、何故か、分解して、キックボードのカタチに高速変形するのだが、変形する必要性は無い。
追い詰める時に、都市の道路通行止めの機械をハッキングするのだが、別にハッキングしなくても高速キックボードで走っているから、規制する必要が無い。
人造人間を拉致った犯人に意外性を持たしたかったのかもしれんが、そもそも登場人物が少なすぎるので、アイツが犯人かな?という予想は見事的中する。
ようやく、助け出した人造人間に駆け寄ると、全く意味の分からない理由で主人公は鉄パイプで殴られて、残った生身の左腕も切り落とされて、サバイバルナイフで滅多刺しにする。え?何で?
途中、死んでしまった母親の夢を見た主人公は、自分も人造人間かもしれないという展開を匂わせるも、尺が無いのでカット。
おにゃのこの人造人間も実は死んじゃった母親が息子の為に用意したという台詞があったが、おにゃのこの人造人間は主人公が1から作っていたじゃん?どこに、母親が手をかけた描写があったのだ?
そして、主人公をなます斬りにして半殺しにした人造人間のおにゃのこは眠りにつく。
ある日、主人公が家に帰ると人造人間がいない。ようやく、探し当てた人造人間が主人公に向かって、
おかえり、✖️✖️ちゃん!
と、言う。死んだお母さんの魂が人造人間の身体を支配したかのようなカンジで映画終了。
何じゃ、こりゃ?EDロール終了後、パーサーカーの如く、長いヤッパを振り回す人造人間のおにゃのこのカットで2027年公開の字幕。
この監督は何だ?人とのコミュニケーションがうまくいかなくなったら、暴力か武器で解決する人なのか?まぁ、これだけ文句を言っても続編は見るが、
↑ 見るんかい!
脚本は他の人にお願いした方がいいぜ?
映像の映画冒頭の彼女が出来た友達との会話シーンはカクカクして気持ち悪かったけど、それ以外はサクサク動いていたしねー?
と、いうワケで萌え豚と、事故としか思えない最低レベルの脚本が劇場公開されているのを見たい物好きと、未完成で劇場公開したアニメ、ガンドレスを覚えている人にお勧めの映画だ!
アニメファンなら、話しのネタに見ようぜ?!中々、こんな体験は出来ないぜ?突っ込みドコロが多すぎて、このアニメを見た後のファミレストークは盛り上がる事、間違い無しだ!
お前も、この映画を見て、俺のように苦しむのだぁぁ!!
↑ おい