「評価は分かれると思えるが、個人的には良かった」メイクアガール yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
評価は分かれると思えるが、個人的には良かった
今年49本目(合計1,591本目/今月(2025年2月度)12本目)。
ここでは評価が真っ二つですね…。
私が観たとき(2/9)の入場者特典は、「やや(ページ数)厚めの」ミニパンフレットといった趣でした(製品としてのパンフレットは別に売られている)。
クラウドファンディングから始まっているとのことで、質としてはまぁ気になる方もいるかな…といったところですが、ここは気にならなかったところです(アニメ作品といえば、時々指摘がある、独特の形容しがたい「ヌメヌメ感」のあるタイプが苦手という方も多いが、本作品は基本的にその描写は存在しない)。
いわゆる古典的なロボット三原則の概念が念頭にありつつ、将来、日本であろうと海外であろうとありそうな展開をもとに描く一つのストーリーで、映画を最後まで見ると2027年かに続編があることが予告されますが、個人的には良かったかな、といった感じです。
どうしても映画の時間の長さの制約上、突飛かなと思えるような展開は存在するし、やや近い将来の日本を想定するこの映画においては、解釈上怪しいかなと思える点はあるとしても、クラウドファンディングではじまった本映画という趣旨を考えると、趣旨は理解できるし今後に期待、といったところです。
とはいえ、ややここの評価も真っ二つに分かれれているように、アニメ作品の枠としてはどうしても両極端な評価になりやすい作品かなとは思うし(そもそもアニメ作品というのは、ドラえもんほか、ノスタルジーをはせてみるような一部の映画を除けば、何らかの意味で大人向けの映画というのはどうしても評価が割れてしまう(「ベルサイユのばら」のように、アニメ作品であっても原作がそうであり、実態としてアニメかアニメでないかが本質論ではない映画除く)のはわかるし、そこはもう仕方がないのかな、といったところです。
クラウドファンディングで始まった作品ということまで考えれば、人を不愉快にさせるような発言や表現もなかったし、2027年だったかの続編ほかにも期待ということで、減点なしフルスコアにしています。
ただ、評価がどうしても割れてしまう(アニメ作品はそういう運命があるのかな)というところは否定しがたいので、公式サイト等を見て、行く行かないは判断されるのがおススメかなといったところです。