「0号があっさり社会になじみすぎ」メイクアガール トダー・オートマタさんの映画レビュー(感想・評価)
0号があっさり社会になじみすぎ
安田現象の劇場アニメシリーズの第一弾らしい
本作は主人公の天才科学者が
スランプになっていたときに親友から
「彼女をつくればパワーアップできる」と聞いて
女の子「0号」を物理的につくってしまう
ソルトなどをロボットを研究していたから
0号もアンドロイドかと思ったら生き物っぽい
ロボットがあふれる近未来の設定らしいが
倫理なことを置いてけぼりで0号が生活しているので
ちょっと違和感がある
人間っぽさがあまりない科学者の少年と
社会性を獲得していく0号のラブコメかと思ったら
全体的にそういう感じではなかった
前半はあまり主人公に感情移入しにくいし
天才科学者らしいが母親の影響がありそうな部分があったり
右手が義手なのはさらりと描写されるが
あまり詳しい説明がないので細かいところはわかりにくいところが多い
後半は0号が誘拐され
それを取り戻すために明が奮闘する
信号とかコントロールしまくっていたのはいいのか?
アクションシーン的にはよかったとは思うが
0号を取り戻し、
誘拐犯の正体は明の才能に嫉妬をした絵里だった
しかし、誘拐事件はアッサリ解決するが
0号が「創造主である明を傷つけることができない」というプログラムに
抗おうとして、明に襲い掛かってくる
明は左腕も負傷し両腕が義手となり、0号は昏睡状態になってしまう
最後のほうは誘拐犯の絵里はガン無視されている状態
最後に0号が起き上がるが
人格が母親になっているという匂わせる描写があって
正直、ハッピーエンドとはいいにくいという終わり方だった
科学者がスランプ脱出のために
彼女を物理的につくって0号が普通に学園生活をしていたりするので
違和感が大きかったし、最後の0号が明に襲い掛かるシーンは唐突すぎるので
全体的にストーリーがおかしく感じるように思った