「設定やシナリオが雑で奇妙。」メイクアガール やまちょうさんの映画レビュー(感想・評価)
設定やシナリオが雑で奇妙。
主人公の17才の天才科学者は、メイドロボット(ソルト)の開発者で、それらが世界?に普及することで既に巨万の富を得ている雰囲気です。変なゴーグルとジャージは成金のマッドサイエンティストのトレードマークに違いありません!
ただ彼の研究はスランプに陥っていて、そこから先の開発がうまくいってないらしく精神的に落ち込んでいます。
そんな中、悩む彼は、最近彼女が出来たクラスメイトの「彼女作ったら能力上がる」みたいな発言をまにうけて「彼女」を自作しちゃうストーリーです。
奇抜・・・というより奇妙だったのはその彼女、0号さんはロボット開発の延長線上にあるんじゃなく、おそらく「生身=人造人間」であること。
しかも開発、育成期間併せて一年もかかってないんじゃないかという促成栽培でのJKの爆誕(笑)・・・生命倫理委員会も真っ青になるファンタジー度です。
一般的に考えて、人造人間って人智を超えたところにある究極の存在、実現するなら倫理面はともかく最高の研究成果と思うですけど、これが彼の研究のゴールじゃなくて「研究のモチベーションを上げるための単なる手段」に成り下がっていることが本当に驚きです!
例えばある野球選手が走力を鍛えた結果、100メートルを5秒で走れるようになったけど、バッティングと守備がまるでダメで試合では万年補欠・・・みたいなカオスで頭悪い状況(笑)。
そもそも彼の研究も何が真の目的か良くわからないし、とってつけた様な既視感のある鬱展開もぶっ込んでくるし・・・正直、最後まで首を傾げっぱなしで全く共感できませんでした。
では。
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