「愛とは痛みがともなうもの」メイクアガール フリントさんの映画レビュー(感想・評価)
愛とは痛みがともなうもの
第三人類を生み出した話
安田現像さんの作品はショート動画で何度か見た程度だったのですが、予告編で興味がわいたので鑑賞してみました。
う~ん、ストーリー微妙だったかな映像はよかったけれど・・・
予告編で察せられる内容以上のものがほとんどなかった、展開が読めちゃう。
物語すべてに説明があるわけではないので考察の余地はあるんだけれど、そこまで深く考察する気にならない浅さと言うか魅力があまり感じられないかった。
作品全体の印象としては平坦なジェットコースターに乗ってる感じ、スピード感(映像表現)はあるけど起伏がなくてただただ見てるうちに終わっちゃた感。
いや、ストーリーの起伏が全く無い訳じゃない、キャラの演技か世界観なのか雰囲気と言うかどこか緊張感がないくて、やりたい事や見せたいシーンなんかは伝わって来るけれど心に響かない。
物語自体にそこまで新鮮さや驚愕の事実とかが無いので想定内でしかなかったからかキャラデザとか問題なかったんだけれど自分は引き込まれなかったな。
決してつまらない訳ではないけど心に残らなかった。
好きを証明するためにとる0号ちゃんの行動はそこそこ感動はするけど、アキラを好きになった理由はやはりプログラムなのでは?
切っ掛けはプログラムでも途中からはプログラム外の意思によるものだと0号ちゃんは言うけれど、私としてはアキラの素性がよくわからんし、結構人間性が欠けてるので終盤までは好きになる要素がなかったんだが。
0号ちゃんと補助ロボットのソルトでは機能も外見も全然ちがうけれど、もし中身、プログラムが同じになったら主人公はどう行動するんだろう?
テーマは深いと思うんだけど私にはむつかしかったな。
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劇中セリフより
「明くんの手って冷たいでしょ?」
「いいえ、明さんの手は暖かいです!」
両手が義手の明くんと握手したらならば私は彼の体温を感じられるだろうか?