METライブビューイング2022-23 モーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》のレビュー・感想・評価
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METライブの良いところは、幕間にスタッフインタビューが見られるところ。ここで演出家は「罰せられた放蕩者」に注目し、タイトルロールに性加害者、虐待者を強調すると語った。米国なのでポリコレ発言する必要があったのかもしれないが、あまりにも違和感。
舞台は演出家の意図通りブッファに満ちており、客席からの笑いも絶えない楽しい舞台だった。クライマックスの地獄落としのシーンで爆笑が出たのにはびっくりした。演奏もポップで聴きやすい。下練習でキャリアを積んだ指揮者のデビュー公演でもあったが、オケ、歌手共にやりやすく伸び伸びしていて良かった。ヨーロッパの小さな歌劇場辺りじゃ無いとこうした演奏は聴けないかもしれない。たまにはこういうのも良いな。
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