「ごった煮」エンパイア・オブ・ライト コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
ごった煮
おそらく監督の1980~81年あたりの個人的な思い出を、全部ぶち込んだような、ごった煮感。
黒人や移民への差別、30歳近い歳の差カップル、廃れつつあった田舎の映画館、鬱、サッチャーのクソにめちゃめちゃにされた世界……
戦争の影響による世界的不景気に、配信に押された現在が、1980年代に被って見えるってやりたかったのはわかるけど、個人的嗜好として受け入れがたかった。
『アメリカン・ビューティー』と同じく、性の描き方が汚く感じられてしまい嫌だったから。
コリン・ファースが珍しく嫌な奴の役だったのが新鮮。
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