「イギリスの海辺の風景が綺麗」エンパイア・オブ・ライト りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
イギリスの海辺の風景が綺麗
1980年代、イギリス・マーゲイトの映画館・エンパイアで働くヒラリーに、映画館で働くことにした青年スティーヴンが現れた。彼らは少しずつ心を通わせていき、生きる希望を見いだしていくヒラリーは・・・てな話。
エロ全開のオリビア・コールマンの名演に尽きる。
館長との好きでもないセックスで何か満たされていたのかはわからないが、パワハラ・セクハラ上司はどこにでもいるし、当時そんな言葉は日本には無かったからイギリスでもまだそんなに言われてなかったかも。
心に傷を負っていたヒラリーが黒人の青年の正論にハッとしたり、館長の晴れ舞台でドレスのバックが開いてたり、歯に口紅が付いてたり、もヒラリーの心の高揚を表していたのかな。海辺の街、マーケイドの美しい風景も良かった。
薄く観るとエロくておかしなおばさんの話のようにしか見えないが、題に光があるということは、光と影、色々深いものがありそうにも感じた。
趣きある作品です。
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