ソウル・オブ・ワインのレビュー・感想・評価
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ワインへの愛で満たされている。
世界最高峰のワインを生み出すワイン愛好家の聖地、“神に愛された土地”と言われる、フランス、ブルゴーニュ地方。1年を通じて名だたる畑を守る生産者たちがワイン造りに魂を注ぐ。手の届かない高級ワインを飲んでみたいという欲望をかきたてる以上に、このドキュメンタリーは、ワインへの愛で満たされている。
生産者や樽職人たちが土壌や生育環境といった自然の真理について、有名ソムリエや醸造学者たちがワインやその歴史について語る内容は実に深く、哲学的でさえある。そんな言葉とともに、四季を通してワインができるまでを体験することができる作品だ。
超高級ワイン、「ロマネ・コンティ」ができるまでを丹念に描いた珠玉の1本
世界最高峰のブルゴーニュワイン、ロマネ・コンティができるまでの1年間を丹念に描いたドキュメンタリー。めちゃめちゃ貴重な映画です。本編には、ナレーションなし、音楽もなし。修道院の映画を思い出した。フランスのドキュメンタリーは、絵作りのレベルが全然違います。テレビ的じゃなくて、圧倒的に絵画的。ドキュメンタリーなのに、先を急いでいない。だから、ゆっくり時間が流れる。空の雲を映したカット、畑に雨が降り注ぐカットを挿入し、詩情を醸し出しています。ワイン好きならばもちろん必見だし、ワインを飲まない人でもかなり楽しめる映画ではないかと思います。
土地に流れる時間を感じさせる
広大な自然と人々の記憶が描かれているように感じました。
自然のサイクルの中で人々は時の中で人生を積み上げ熟成させる、そんなこれまで続けてきた営みにプライドを持って語る。そうやってきたからこそその長い物語が尊敬を集めるのだろうと思います。
退屈な映画であった。飲んだこともないワインを語られてもね。
ワイン好きであるが、1本何十万もするワインなど飲んだこともない。その味を語られてもわかるはずもない。ロマネコンテイを一度開けてみたい気もするが、一般人には手が出せない金額だ。
プライドを持って、葡萄酒を生産していることは理解出来る。が私には高慢にみえた。庶民が手をだせるワイン製造者の話をききたくなる。
字幕
が素晴らしい。制限のある中で的確な日本語が映画をドキュメンタリーからドラマに変えています。ただし日本人の観客はどんでん返しがあります。思うに随分と酷い切り取られ方をしているのですが、それでもラストでこれは‥地質学者の賢いワインが最後なら★4つあげたのに
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