「花の色は移りにけりないたづらに我が身世にふるながめせしまに」少女は卒業しない マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
花の色は移りにけりないたづらに我が身世にふるながめせしまに
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我が母校はヘンテコな高校で、日の丸の掲揚に教師が反旗を翻した高校であった。ちなみに、今はそんなウマシカな事は、誰もやってない。
もう、50年くらい前の事なので、その時の精神状態の詳細は覚えていないが、なんかシックリこないと感じていたら、卒業式自体がそんな高校だったので、中止になった事を思い出した。まぁ、今となってはそれも思い出。
そんな僕が、成人式に中村八大先生が来ると言うので出席した。
しかも、BURBERRYの新品の背広着て。でも、それ以来着る事なく断捨離した。
卒業式の出席は人生だけで良いと思っている。
友人でさえないやつだったが、文化祭の時にポール・サイモンの『BOXER』を原曲で歌った奴がいた。そいつは一浪して東◯理◯大学 理◯学部へいった。数年後会ったら、福田村のキャンパスで、JAZZ BANDを組んでベースマンをやっていた。彼に呼ばれて、大学の文化祭に出る事になり、やりたい事を聞かれたので、楽器が弾けない僕は『ボーカル』と言って『このウマシカ野郎』って怒られ出席を断念した。それ以来、音楽を奏でる者にコンプレックスを持っている。
まぁ『老人は卒業したくない』だね。
追記 僕も浪人したが、第1志望校に落ちた時、京橋のフィルムセンター(?)に『アンドレイ・ルブリョフ』を見に行った。『鐘が出来上がるところ』だけは良く覚えていた。卒業式をやったやらないも覚えていなかったのに。
桜が咲いていたが、やっぱり今は
『花の色はうつりにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに』
だね。
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