終末の探偵のレビュー・感想・評価
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翔とミチコのシーンのあたたかさ
裏の社会と渡り合える、しかし、悪ではなく、やや正義寄りで憎めない探偵の物語。生きづらさを抱える人たちのぶつかり合いが描かれてます。
北村有起哉さん、松角洋平さん、それぞれのアクションシーンは、見ているこちらの体が動いてしまうくらい、かっこよく素敵にお年を重ねたお二人のエネルギーは圧巻でした。
それと共に心に残ったシーンがあります。外国にルーツを持つミチコ。そのミチコと少年のシーンです。危うい時代を生きる、危うい年齢。誰だって道を踏み外す可能性はある。だからこそ、自分に優しくできない人がいたら、ちゃんと抱きしめてあげられる世の中になってほしいという願いが込められてる。そんな風に感じました。
コロナ第一波の中での撮影、そこからようやく今、公開を勝ち取られたこの作品です。心に小さな幸せが灯りました。ありがとうございました。
どぶさらい
とある古臭い街の喫茶店を間借りしている、そういうのもういいと言いつつ生臭いことや泥臭いことが大好きな探偵の話。
知り合いのヤクザの賭博で借金作るは暴れるはの代償で放火事件の犯人探しをさせられることになる中で、今度は行方不明のクルド人の友人を捜して欲しいというフィリピン人の女の子が現れて巻き起こって行くストーリー。
ストーリー的には確かにハードボイルドだし不法移民とかクルド人問題とかも絡めているけれど、どちらかといえばコメディ色強めですかね。
やっていることは基本人探しと人捜しなんだけど、ドタバタ走り回るはトラブルに巻き込まれるは暴れるは。
ボーガン野郎の行く末とか、もうちょいフォローが欲しい思うところもいくつかあったけれど、80分でサクッとみられるしとても面白かった。
泥臭くテンポ感ある映画。難民問題のリアルなのかもな、、、
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