「救いが無い中にも、僅かな希望。」ファミリア ラグさんの映画レビュー(感想・評価)
救いが無い中にも、僅かな希望。
思っていたよりもかなり重たく、メッセージ性の強い作品でした。
序盤を観ているときは、ブラジル人の不良少年が陶器作りを通じて更生していく物語がメインかと想像したのですが、、。
半グレ組織と絡む暴力シーンが多く、予測を超えていました。
海外で起きるテロのシーンは、救いがなく重たいと感じました。
外国人労働者の実情や、反社会組織・テロなど社会の闇を描写した風刺映画のよう。
役所広司さんが演じる神谷誠司は口数少ないけど、家族思いのお父さんという感じで良かった。国籍が異なっても、差別することなく接することができる器の広い人柄がよく出ていた。
榎本海斗は、かなりヒールな役柄だったけど、行動にも理由があって、、。演じていたMIYAVIさんはワールドツアーで難民キャンプとかも見て周り、支援とかもしている。人種差別に理解がある方なので、かなりギャップを感じました。
映画では辛い描写が沢山あったけど、
マルコスとエリカには幸せになって欲しい。
最後に出来上がった陶器はどんな物だったのだろう?
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