「人の縁(えん)の不思議は感じたけど、「家族」ってとこまでは…」ファミリア ぴーちぱいさんの映画レビュー(感想・評価)
人の縁(えん)の不思議は感じたけど、「家族」ってとこまでは…
家庭を知らず施設で育った誠治は
妻となる明子と出会ったことで
家族を持ち、陶器職人の道を歩むことになる
両親を内乱で殺され
難民キャンプで成長したナディアは
そんな誠治のひとり息子学(まなぶ)と
アルジェリアで出会い、妻となる
半グレグループに追われ
たまたま誠治の家へ逃げ込んだ
ブラジル人のマルコスは
誠治に亡き父の面影を見て、慕うようになる
人の縁って不思議だ
1つの出逢いが、次の出逢いへと繋がっていく…
そして、「家族」になってくって話…?
もう少し、ここに深みがあってもよかった
役所広司の演技はさすが!
まさに、日本を代表する俳優だと思う
この人が演じたからこそ、
脚本のぎこちなさをあまり感じずにすんだのかも…
やっぱり終盤で誠治が、
いくら息子と重ねて見てたとしても
マルコスのためにあそこまでするのは
不自然に思えた
誠治親子とナディアの話と
在日ブラジル人労働者たちの話の
絡み方もなんか違和感
しっくりこない
…役所広司、バンザイ!な映画かな
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