誰のための日のレビュー・感想・評価
全3件を表示
【母の法事の日が終わった後に、お互いの生き方を理解できない姉妹がぶつかりあうショートムービー。けれども、ラストシーンは何だか良かったな。】
■地元で働く姉・京香(里内伽奈)は、母親の法事に親戚を集めて食事会を開く。
東京で演劇をしながら生きる妹・由梨(日高七海)も参加するが、スマホを弄ったり、会話に参加しない。
帰宅後、京香が由梨の態度を注意したことをきっかけに、姉妹の言い争いはヒートアップする。
◆感想
・由梨の食事会での態度は大人げないが、20代前半位だと親戚の人達と話すのって面倒だった記憶がある。親戚の人って色々と聞いてくるんだよね。悪気はないんだろうけれど。
・世間体を考える姉と、その世間体を保つ事がメンドクサイ妹。
・言い争いをする姉妹が相手を心の底では思い遣る関係性を、ショートフィルムに映し出した作品。
姉妹だからかもしれないが、お互いにイタイ所を突かれて更に言い合いになったのかな。
<言い争いをした後に、姉が妹の演劇のチラシを見て、家を出て行った妹に100円を貸して姉妹で飲む夜の路上での缶コーヒー。本当に仲が悪いわけではない事が分かるね。
里内伽奈さんの初プロデュース・脚本作品と資料にあるが、日高七海さんと併せて更に活躍して欲しいな。今作、気持ちの良い終わり方で良かったよ。>
後ろめたさ
母親の3回忌に親戚を集め行った食事会で現在のそれぞれの在り方に不満を抱く姉妹の話。
親戚を集めその場を仕切り取り繕う姉と、仕方なく来た感じがみえみえの妹と。
そして自宅でぶつかり合う2人。
個人的には妹は言われる覚悟とか思想を通し貫く覚悟がないのなら女優はやめた方が良いし、嫌々でも帰ってきたならその時だけでもちゃんとやり切れ演じ切れと感じるので彼女の主張は響かず。
まあやり合いの細かい内容はどうでも良いのだろうけれどお互いに図星だからこその反発ですね。
何だかんだと温かさとか照れ臭さとかとても面白かった。
全3件を表示