「【母の法事の日が終わった後に、お互いの生き方を理解できない姉妹がぶつかりあうショートムービー。けれども、ラストシーンは何だか良かったな。】」誰のための日 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【母の法事の日が終わった後に、お互いの生き方を理解できない姉妹がぶつかりあうショートムービー。けれども、ラストシーンは何だか良かったな。】
■地元で働く姉・京香(里内伽奈)は、母親の法事に親戚を集めて食事会を開く。
東京で演劇をしながら生きる妹・由梨(日高七海)も参加するが、スマホを弄ったり、会話に参加しない。
帰宅後、京香が由梨の態度を注意したことをきっかけに、姉妹の言い争いはヒートアップする。
◆感想
・由梨の食事会での態度は大人げないが、20代前半位だと親戚の人達と話すのって面倒だった記憶がある。親戚の人って色々と聞いてくるんだよね。悪気はないんだろうけれど。
・世間体を考える姉と、その世間体を保つ事がメンドクサイ妹。
・言い争いをする姉妹が相手を心の底では思い遣る関係性を、ショートフィルムに映し出した作品。
姉妹だからかもしれないが、お互いにイタイ所を突かれて更に言い合いになったのかな。
<言い争いをした後に、姉が妹の演劇のチラシを見て、家を出て行った妹に100円を貸して姉妹で飲む夜の路上での缶コーヒー。本当に仲が悪いわけではない事が分かるね。
里内伽奈さんの初プロデュース・脚本作品と資料にあるが、日高七海さんと併せて更に活躍して欲しいな。今作、気持ちの良い終わり方で良かったよ。>
コメントする