トゥモロー・モーニングのレビュー・感想・評価
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決してこの時を忘れない
何だかどれも同じ曲調が続き話も単純なので眠たさとの戦い。そんなに話の展開は無いのでそれでも十分。
こんなに簡単に復縁してしまうのか、ならまたやっぱり離婚ねとなりそうな二人。当たり前だが結婚前は盛り上がり、そこからどうやって折り合いをつけ踏み止まるか、子はかすがいと言いながらこんな勝手な親に振り回されるのもどうか。
「子は鎹」ミュージカル編(ネタバレでスミマセン)。大変心地好く観れた。
①主役の二人の歌の上手さにまずビックリ。ラミン・カリムルーは声も大変良い。
これだけでも一聴の価値あり。
この二人の主役が魅力的なうえ、ザック役の子役が可愛い。
②「Tomorrow Morning」を待つ一組の男女の離婚前夜の心の葛藤を、二人の出会いと結婚生活、別居し離婚を決意するまでの回想シーンを挟みながら、「It‘s All About Today」の境地になるまでを描く。
③冒頭とラストの台詞だけが二人の本心で、後の二人の会話は売り言葉に買い言葉ばかりなのに対し、本心や思っていることはすべて歌で語るというスタイル。
④離婚前夜にザックが家出したことから、二人は、結婚前夜にキャットがウィルにザックの妊娠を告げて二人の愛の強さを確認したこと・ザックが二人の愛の結晶であることに再び思いを馳せる。
ザックの存在感が大きくなってきた辺りから二人がよりを戻すだろうことは予想できたが、離婚調停の直前にウィルが“もう一度やり直したい”と言うところで、やはり涙が出た。
⑤キャット役のサマンサ・バーンズは、あまり感心できなかった『ラ・ミゼラブル』の中でほぼ唯一心を揺すぶられたエポニーヌ役の女の子だったんだ。
⑥ジュディ・コリンズが驚きの登場。歌えるのかい、と思っていたらやはり歌うシーンはなかったが、ひいおばあちゃんになってもパリで男遊びしている役にはピッタリ。
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