「映画「劇場版ハイキュー‼︎ ゴミ捨て場の決戦」は自分も試合に参加してる感覚になれた」劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦 稲浦悠馬 いなうらゆうまさんの映画レビュー(感想・評価)
映画「劇場版ハイキュー‼︎ ゴミ捨て場の決戦」は自分も試合に参加してる感覚になれた
# 映画館で観た感想・レビュー
最初はとても楽しめないと思ったけど、後半になるにつれ盛り上がって行って、熱くなって行った。
まるで自分がバレーボールの試合の中にいるような感覚になった。
ゲームでいうとFPSみたいに一人称になって試合をするシーンが特に良かった。
おとむね原作を全く知らなくても楽しめる作になっていると思う。自分もそうだったし。
# 物語
フィジカルがすごい鳥の少年
頭脳がすごい猫の少年
この二人を主軸に進む
# 「キャラもの」スポーツアニメ
このハイキューという作品はテニスの王子様みたいに、キャラクターを前面に押してくるスポーツアニメ・漫画だと思った。
映画を見始めた時はそれが苦手だと思った。
たとえば「シンクロ・ブロック!」みたいな感じで技名を言い始めた時は、さらに楽しめなさそうだと思った。スポーツのロジカルな部分を丁寧に描くのではなくて、単にノリで進行していくのかと思ったから。
だが映画を見続けて行くと、ちゃんと真面目にバレーボールのゲーム的な部分も描かれて行く。
自分はバレーボール経験がほとんどないので深いところは分からないが、経験者ならうなずける部分も多いんじゃないだろうか。たぶん。
# 映画の時間の大半が試合シーン
これもすごいと思った。
回想シーンもところどころに入るのだが、それでも全体の半分以上が試合シーンなのだ。それで映画が成り立つのがすごいし、野心的だ。
スローモーションのシーンもあれば、遠景からリアルタイムでスピーディーな試合展開を映すシーンもある。
こうやってバレーボールの試合がどんなものなのかを観客に立体的に教えてくれるのだ。
# キャラクター好感度
最初はまるで好きになれなさそうだと思ったキャラクターたちだったが、映画を観終えた頃には少しだけ好きになっていた。
「さすがにアニメを観てない初心者はつらすぎる」という感想を書こうかと思っていたのが、後半グングンと追い上げてくれた。