「嫌な予感と絶望の連続、さらに・・・」FALL フォール 市丸よんさんの映画レビュー(感想・評価)
嫌な予感と絶望の連続、さらに・・・
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夢オチと妄想をうまく取り込んで、二転三転させているのは、よく考えてるよね。
序盤からネジが緩んだり、ガタガタいってたりと、さながら2000年「ファイナルディスティネーション」のような匂わせ方、好きだなあ!
でも、コンドル?だかの鳥の使い方は凝りすぎという気もするな。食べるのもワンシーンだし、冒頭から匂わせるほどだったのかな?
600mの塔の上で生きるか死ぬかという状況の中、不倫問題でギスギスするっていうとこは、人間の「業」みたいなものを感じさせるよね。俺は嫌いじゃない。
主人公、女友達、旦那、父の4人しかメインキャストいないっていうのもいいよね。少ない人数でどれだけやれるかってチャレンジ。これにダイナーのウェイトレス、塔の下の泥棒2人、ドローン引いちゃうトラックの運ちゃん、それとモブか。モブの部分はメインキャラ以外で使い回すとかすると面白いかも!「あれ?あの消防士、トラックの運ちゃんと同じ人がじゃない?」とかね。マニア受けを狙ってもよかった。
足元、ひゅんひゅんしながら観てたけど、これは、
恐怖
以外の何者でもないよね。つまり、この映画は、
新感覚恐怖映画
と言えるんじゃないかな?ある意味「ホラー」だよね。
続きは要らない。ネタ的にも一発物だけどね、こういう作品が、出てくるのはいいなあ。続編ありきとかシリーズ物やリメイクばっかじゃねぇ。
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