「映画館までホイットニーの歌声を聴きに行く価値があった」ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY Numoさんの映画レビュー(感想・評価)
映画館までホイットニーの歌声を聴きに行く価値があった
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最終日に観てきました。あまり宣伝していなかったので上映期間があやうく終わるところでした。しかも一日一回だけの上映スケジュール。席はだいぶ空いてたのでゆったり観れました。ボディガードを映画館で観た世代なのでホイットニーの事を知っていたつもりでしたが、親友(女性パートナー)の存在はあまり当時メディアに載らなかったのか、初めてよく分かりました。
幼少期の教会コーラスの部分はもっと聴きたかった。その後も度々語られる信仰についての部分(聖書の教えにそむきたくない等)にも関わる。彼女は信仰と家庭を大切に芯に持っている。温かい家庭それを得たいという切実な想いと、失われてまた取り戻そうとする生き方、ドラッグ乱用に陥り止めようとしながらも歌で復活する為と頼ってしまう悲しさ。
前半は何だか場面が乏しいような?話が進んでいくが撮影場所が狭い範囲な印象。
ラストの3曲メドレーのシーンですが1994年のAMA(客席で見守る娘がまだ幼い。ボビーも一緒に応援)。歌唱も絶頂期で、家庭を求め続けたホイットニーの幸せだった時が流れている。
そのシーンの直前「ロビーに着きました」というメッセージがもうフラグ。部屋に戻りお風呂の準備をし歌(たぶんHome)を口ずさむ。そして3曲メドレー、この映画の中でも最も凄い歌唱シーンが流れる、彼女の最後の脳裏かのように思えました。この後どうなるか知らない人は違う見方になるのだろうが結末を知っているとあまりにも悲しい歌唱シーンです。
再確認、ドラッグは悲惨な結末になる。立ち直るチャンスが何回かあったのに残念。そして富と名声を得た子どもにたかる親がなんてありがちな事だろう。
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