「I Will Always Love You」ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
I Will Always Love You
ホイットニー・ヒューストンの名前は知っていましたが、彼女がどう生きたかまでは知らず、完全真っ白な状態で鑑賞しました。
音楽映画としては最高の歌声を堪能することができました。本人を映像越しでしか知らないので、ナオミ・アッキーの演じるホイットニー・ヒューストンがとても眩しかったです。とてつもない声量から繰り広げられるバリエーション豊富な歌たちに身を任せっぱなしでした。
どうしてもソロアーティストとなると、その生涯をなぞり書きする感じで物語が進んでしまうのが惜しいところです。バンドやグループだったら、他の人物との苦悩の共有などができて復活の狼煙をあげる激アツな展開があるんですが、今作はホイットニーの薬物問題や離婚の問題などがサラッと描かれているので薄味に思えてしまいました。個人的にスターへの階段を駆け上がっていく途中に、調子に乗ってしまう様子はあまり好きではありません。仕方のない事なのかもしれませんが。
とにかく音楽を堪能する映画としては見応え十分でした。伝記映画としては微妙なラインだったので、改めて伝記映画の作りの難しさを味わう事になった作品でした。
鑑賞日 12/25
鑑賞時間 9:20〜11:55
座席 S-31
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