「面白くなかった・・・とばかりは言えないのだけど・・・」ブラックナイトパレード 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
面白くなかった・・・とばかりは言えないのだけど・・・
困ってしまうクリスマス映画でした。
面白くなかった・・・とも言い切れないちょっとヘンテコな映画。
クリスマス映画のワクワクやロマンは薄かったなぁ・・・
とは思うけど、笑える点もあった。
サンタクロースの天敵がネズミなのはロバート・ゼメキス監督の
「魔女がいっぱい」の影響もあるのかな?
(そのネズミの動きのCGがやや雑で見劣りするのね)
大学入試に失敗して、コンビニで3年間バイト生活をしている
三春(みはる=吉沢亮)は、クリスマスイブに透明男に誘拐されて、
連れて行かれた場所はなんと【北極】
そこはサンタクロースの養成工場で、
(赤いサンタクロースはネズミに食い殺された設定で、)
ブラックサンタクロースたちが、ブラック企業みたいに
長時間労働を強いられていた。
「聖☆お兄さん」の作者・中村光原作なので期待しましたが、
やや残念な仕上がりでした(ショボン!!)
コンビニの後輩カイザー(皇帝)役の中川大志の振り切れた姿には
笑った!!
最初、金髪に歯抜けでヘラヘラしてて全然中川大志だと、
わからなかったよ!!
サンタ養成所仲間のハッカー役の橋本環奈の変顔は
最早・定番感があるけど、
美女が恥ずかしげもなく白目を剥いてる姿を見ると、
やはり我慢出来ずに笑っちゃう‼️
福田雄一監督は「HK変態仮面」や「銀魂」や
「今日から俺は!!劇場版」が最高に面白くて大好きだったのに、
最近はがっかりすることが多くなった。
仕事のし過ぎかなぁ。
ミュージカルの舞台までだもんなぁ・・・。
それはともかく、
オチは、三春が何より欲しかったクリスマス・プレゼントは、お父さん
(=演じるのは山田裕貴)
だった・・・って事ですよね。
そんなのプレゼントの範疇を超えてるよ!!
そして裏テーマは、「日野三春」の漢気(男らしさ)と正義感、
・・・かなと思った。
ここを膨らませてほしいエピソードが途中で消えてた。
《ポーソン練馬北口店》
三春が大学入試に失敗したのって、
《苺大福5000個の誤発注事件》のせいなんだよね。
違う?
カイザーが身に覚えのない100万円分
(苺大福1個200円✖️1000個=100万円)の
誤発注・・・これがどうも前日辞めた
バイトの赤井稲穂の《嫌がらせ》らしいのだ。
入試の当日、ポーソン練馬北口店で、昼飯にお握りを買った三春。
その昼飯を、苺大福の1000個にパニクったカイザーが、
お握りを苺大福に
ワザと交換してて、開けて驚く三春。
その苺大福を見てニマニマする赤井稲穂
なんと入試の試験官がその赤井稲穂がしているのだ。
これって現実?!
(まぁ、出来過ぎも良いところだけど)
三春がとっさの機転で稲穂と苺大福の写真をSNSにUPしたら、
どういう訳かポーソンに客が殺到してしまって、
カイザーひとりでは客をさばけなくなって、
三春は試験を途中放棄して、接客を手伝うんだよね!!
三春って、困った人を見過ごせない超良い奴なんだよ。
ここをもうちょっとプッシュして、三春の善意をクローズアップする、
とかで盛り上げてほしかった。
ラストでプレゼントを最後の一個まで絶対に諦めないで配る三春。
ウザいくらい誠実で責任感ある今どき珍しい青年なんだよ!!
(なんかラストが死んだ赤いサンタが三春の父親で、
(その後継者が三春!!で、
(三春は3年前から赤いサンタクロースの後継者の候補者として、
ずうっとその計画はポーソン練馬北口店の店長(佐藤二郎)含めた
(サンタクロース養成工場のプロジェクトが目を付けてた・・・
ってことだよね!!
一年に2日しか働かないサンタクロースになったって、
残りの363日は、何してるのかなぁ・・・
暇だよねー。
(まさかのフリーター?)
あーそうだ、日給1000万で2日で2000万とか、言ってたっけ!!
だけどさ、結果としてあまり夢がなくて
盛り上がらなかったみたいだね。
こんにちは!
琥珀糖さん
これ、途中まではかなり面白く期待大でしたがー
最後のプレゼント渡すあたりから、尻切れトンボで。
トナカイの声も山田裕貴だし
お父さんも山田裕貴だし、
赤サンタも!
もっとその辺のことも知りたかった