「「涼」を感じられました。感謝」東京流氷 COOL IT DOWN CBさんの映画レビュー(感想・評価)
「涼」を感じられました。感謝
ドキュメンタリー。
網走沖に漂着する大量の流氷、富山豪雪地帯に降る雪。こういった困りものをとっておいて、真夏の都市部に運んだら、冷やせて役に立つんじゃない? という、誰もが人生で一度は考えそうなことを、やってみた話。
TVプロデューサーという人たちは、途方もないことを実行に移す能力が高いなあ、と感心。東京オリンピックというチャンスを生かしたら、この企画に金出してもいいな、と思う人や企業もいるだろうと考えて資金集め、やってくれる人集めに奔走する様子は、プロデューサーって、こういう仕事を日々、やってるんだなあ、さすがだなぁと感心。
ついつい、エネルギー的に、コスト的にペイするのだろうか、といった「この壮大な実験によって得られた知見」を期待しちゃう。けれど、今回の企画はそういう点を明らかにする狙いではなかった模様で、そういう点の共有はなかった。自分で、机上で計算してみてよってことかも。
東京に氷や雪が届くシーンより、圧倒的に長い時間が、氷や雪を取りに行くシーン、それを保管しているシーン、運んでいるシーンに費やされるので、この暑い中、「涼」を感じられたことは、素晴らしかったです!
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