アテナのレビュー・感想・評価
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たまや~!
ギリシャ系フランス人による移民に対する偏見と見た。
極右を極悪視しながら、やっている事は暴力革命で、ある意味に於いて日本の極左暴力と何ら変わらない。
『フランスと言う国はフランス革命からやる事なす事変わっていない。』と思われて良いのか?
母親が声だけ登場。父親不在。
完全な男目線の革命。
それでいて、アテナって女神の名前。
アイロニーとは思うが。
映像を斬新な映像と見る向きもあろうが、僕は見ていて、巨大な花火大会で、良い席を探し回る家族にみえた。最後に不謹慎ながら『たまや~』
よくよく考えれば、父親不在ながら、バカ息子四人のわがまま話。だよね~。
wikiで分かった事だが、親の七光りだったんだね。だから、評価したくない。
臨場感溢れる映像…
長回しの連続、まるで映画の中に入り込んだよう。ですが、内容は同じことの繰り返しで飽きてしまった。警察が一番下の弟を殺した動画が出回ってしまったことから、団地を拠点とする移民達が暴動を起こし、フランス全土に発展してしまう。軍隊に属する兄は当初暴動を止めていたが三番目の弟が殺されたことから、暴動に加わるようになり、ラストはビルごと破壊されジ・エンド。
IMAXカメラで脅威の長回しワンショット
オープニングの10分くらいワンショットで暴動が起きて 首謀者がアジトに戻るまでの車に乗るとか降りるとかを
意味わからんくらいのワンショットで撮影していて
この時点でとんでもないです
あとIMAXカメラって20キロくらいあるそうで
撮影する人達は筋トレしてから撮影に臨んだそうです
没入感が異常で 暴動を疑似体験できる奇跡の映像なので
Netflixに加入してる人は ノーマークの人が多いと思うので見たほうが良いと思います
出来ればIMAXスクリーンで見たかったなあ
あとこれフランス映画なんだけど
あのことって作品もフランス映画で妊娠した女子が赤ちゃん下ろす作品も擬似体験作品だし
のチタンて作品は超変態ブッ飛び作品だし
フランス映画って凄いなあって思いました!
すごい映像
映像は
さすがこ!IMAXで撮ってるんですね、映像はいいすね。最初の10分間。ただそれだけなんですよね。
フランス移民問題とアクションに関して取り扱ったものなら『ディーパンの闘い』の方が緊張感格段にありましたね。
花火と催眠ガスと警棒でぽこぽこやってるのがなんというか、生暖かくて健やかでしたね。
兄弟間の改革派と保守、金儲けという配置がどう展開するかだけがプロットの頼みの綱でしたが何より展開が遅くてかつ皆カリスマ性が妙になくて残念でした。
めちゃくちゃ広角で写したフランスの団地とか、インテリアとな、映像だけはよかったです。川崎の団地で、窪塚と真木蔵人、伊藤英明あたりの共演で中年半グレおじさんの暴動てことで日本版やってくんないすかねと思ったが動機がない。日本では捜査で国家権力の暴走なんてほとんどないので切実さがない。あるいは極右凶気の桜もあんなフィジカルを伴う暴徒化もないので国内では撮れないもんすかね。
今年のベスト級
撮影テクニックに脱帽
サビで始まってAメロで終わる、テクニカルな長回しの数珠繋ぎが心臓を鷲掴みにする壮絶なドラマ
舞台はフランスの郊外にある貧困層の移民が多く暮らす公営住宅のアテナ団地。アルジェリア系フランス人の13歳の少年イディールが警官に暴行されて死亡した現場の動画がSNSで拡散されたことで激しい暴動が勃発する。
まずとにかく凄いのが暴動が激化するまでの11分間をワンカットで捉えた冒頭シーン。どうやって撮影しているのか見当もつかない超絶テクニカルな映像で観客を一気に物語に引き込んだ後にドカンと投げつけられるタイトル。正直ここでブチっと切ったとしても短編映画として成立してしまうくらいに濃厚なドラマが凝縮しています。こんな壮絶なツカミは韓流アクションの金字塔『悪女 AKUJO』以来、いや全然ジャンルは異なるものの、『悪女〜』の影響下にあるのは確実です。
イディールの3人の兄、警察への怒りを滾らせて暴動を煽動する三男カリーム、なんとかカリームを説得して事態を収拾しようとする次男アブデル、暴動を傍目に手持ちの在庫を捌こうとする麻薬ディーラーのモクタルがドラマを転がしていくわけですがここにもう一人、彼らとは全然縁もゆかりもない国家警察機動隊のジェロームが放り込まれて物凄い展開になっていきます。
冒頭で繰り広げられたのと同様のテクニカルな撮影で切り取られた長回しの数珠繋ぎはとにかく壮絶で息をする暇もないほどのテンションで一気に駆け抜ける99分。タイトルのアテナは暴動の中心となる団地の名前ですが、戦略を司どるギリシア神話の女神の名前。恐らく暴動のリーダーとなるカリームはトロイア戦争におけるパリスを重ねているのではないかと。主要人物の4人に投影されているのは現代社会そのもので、猛烈な摩擦で引き起こされてあっという間に燃え広がった炎を鎮火することは出来ないことを鮮烈に見せつけます。
終幕で描かれるのは暴動の発端であり、本来であれば冒頭に描かれるべきカット。それが無言で示す無慈悲に激しく打ちのめされます。とにかく壮絶なドラマですが映像が気が遠くなるくらいに美しいのが印象的。これをスクリーン上映しないというのは本当にもったいないです。
没入感が凄い。
警官の暴力 ✕ フランスの団地 ガツンとやられる!!!
パワフル!エネルギッシュ!! POVではないけど被写体/演者たちとかなり近い距離からまるでドキュメンタリーさながらの没入感ある驚異的な《長回し》で見る者を渦中に放り込む、まるで当事者意識を持って"あなたならどうしますか?"と問われるように。
アテナ!アテナ!アテナ!サツだ、やれ!滅茶苦茶カッコよくて惹き込まれる始まり方に圧倒されてタジタジ魅せられたタイトル出るまでのOPシークエンス。だけど、それは始まりに過ぎなかった…すごい熱量の火炎瓶、花火、盾、なにより混乱。
《団地》= 例えば『憎しみ』や『レ・ミゼラブル(2019年現代劇のほう)』、フランスの低所得層のリアルを知る上で欠かすことのできない象徴。《警官の暴力》に対する暴動の渦中には、被害者の少年の兄たちがいた…。自身も警察官であるアブデルと暴動を扇動するカリム(そして犯罪者の異母兄)。それぞれの"正義"がぶつかり合う!!?
ここを出ていけ!誰が弟を殺したのか、その警官たちを突き止めるまで止めない。求めるのは正義!その場合、手段は正当化されるのか?目には目を歯には歯を。弟を殺した警官を連れてこい、でないと警官を殺す。人殺しを連れてこい!
待っているのはなんとも皮肉な結末…そうしたグレーゾーンな深いテーマに対して、本作が見合うだけの答えを与えてくれるかは分からないけど、それを超えて打ち勝つくらいの上述したような表現としての本気がスゴかった!
犯人は警官じゃない、極右の犯行
俺が警官を取り戻す
勝手に関連作品『レ・ミゼラブル』『サウルの息子』
すごかった
Twitterでやたらと傑作と言われていて、確かに冒頭からワンカットで長々と続き、引き込まれる。すごい演出と表現なのだけど、一方で見ていて疲れて飽きる。登場人物にそれほど魅力を感じない。ストーリーが割とささやかな面白さで、嘘くさくなくてそれはとても好みなのだけど、映像ほどダイナミックではないような感じがする。団地の美術がすごい。大変な充実作であることは間違いなく、評価が高いのは頷ける。
映画はこちらのコンディションで印象が変わることが多々あり、次に見返したら猛烈に感動するかもしれない。
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