劇場公開日 2023年5月12日

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TAR ターのレビュー・感想・評価

全357件中、81~100件目を表示

4.0Japan appeared twice!

2023年7月21日
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鑑賞方法:映画館
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詠み人知らず

4.5天才カリスマTAR・・・神秘と名声の海に泳ぐ

2023年7月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

この映画は実に巧妙に罠が幾重にも仕掛けられています。
ひとつは、
リディア・ターの性別。
ケイト・ブランシェットの容姿から、女性であると確信して
私は観ていました。
それは間違いではなくTARは女性指揮者として描かれますが、
TARは女性にして両生を併せ持つ多性な存在なのか?!
(後に子供と妻のシャロンの存在が明かされます)
妻と子供を持つカリスマ・指揮者?

そしてTARの能力が如何にずば抜けていて、
ベートーヴェンやリストなどの楽聖と
同じかそれ以上であると観客は思い込まされてしまいます。
バーンスタインの弟子で、EGAT・・・
(エミー賞、グラミー賞、アカデミー賞、トニー賞)を受賞した
15人のうち1人・・・などの経歴に目が眩みます。
半分以上を占めるTARのインタビューの受け答え、
会食中の会話、指揮や作曲を勉強する学生へのアドバイスなどなど。
監督・脚本のトッド・フィールドが音楽、特にクラシック界の博識や
見識が散りばめられて、
特に既に亡くなった指揮者や生きている音楽家の実名がバンバン
挙げられて興味は尽きませんでした。
(この辺りあまりに高尚な話について行けない部分もあり、
・・・寝落ちして首が何度か落ちました)
でもこの音楽界への提言がトッド・フィールド監督の一番言いたかったこと
なのだと思います。

指揮者であるTARのリハーサル風景。
このリハーサルは実に本格的で、ケイト・ブランシェットの手の動き、
指示の出し方など本物の指揮者にしか見えない程成りきっています。
そして流されれ名曲の20秒程のフレーズの断片が震える程美しい。
「もっと聴きたい、もうちょっとイエ永遠に聴いていたい」
その飢えと渇き。
それが更にTARの神秘性を盛り上げていくのです。
(でもエルガーのチェロ協奏曲はせめて1楽章ぜんぶ聴きたかった)

そして持ち上げるにいいだけ、持ち上げて、
今度は落としにかかります。

TARはパンデミックのため【マーラーの9つの交響曲の全曲録音】を
4曲完成したところで中断していました。
1人の指揮者がマーラーの交響曲9曲全てを録音した例は未だかつて1人も
いないのです。
TARですら、畏れと不安に慄いており、ナーバスになり周囲に
キツく当たります。
まず高齢のセバスチャンを解任し、
ソロのチェリストを楽員の中からオーディションで選ぶと言って
総スカンを喰らいます。
美人女性チェリストへのへのエコ贔屓。
(全ては天才の我儘・・・そう言って許されれ時代ではないのです)

悪いことは更に更にエスカレートしていきます。
絶望的な出来事。
若手指揮者のブリスタが自殺してしまうのです。
今までの追い風は猛烈な逆風になってTARを襲います。
多くの女性にセクハラをしていた。
もともとからのパワハラに加えての複数のセクハラ行為。

TARは妻のシャロンに嵌められたのでしょうか?
告発の動画やメール。
TARへのデモ行進・・・仕事を降ろされ・・・
暴漢に襲われて負傷、
住むマンションも体よく追い出されて住処も失い、
行く先はベトナム?
(幽玄の滝と川の流れ・・)

本当にセクハラがあったか?なかったか?
それは真実か?捏造か?罠か?
具体的な描写が殆ど無く、伝聞証拠のようなもの。
SNS社会の怖さとも重なります。
もう真実は私には分からない。
TARは奇跡の天才・楽聖であり続けてほしかったです。
(それでは映画は面白くない?)

この映画を観て、
この映画の主人公TAR。
存在しない筈の架空人物の哀しいまでの才能に
戦慄と羨望を覚えました。
この映画を制作したスタッフ・監督・脚本家・音楽とクレジットされている
チェリストで作曲家のヒドゥル・グドナドッテル、
そして誰よりこの難役を軽々とこなした異才
ケイト・ブランシェトに敬意と感謝を捧げます。

(ところで、ラストの意味は?)
《地球なTARには狭い?》

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琥珀糖

4.0主人公の独善と、芸術表現の根本を描いた秀作

2023年7月20日
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komagire23

3.5【男前‼︎】

2023年7月17日
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男前ケイト・ブランシェットがぴったりハマり役。天才肌故の自惚れと脇の甘さから、周囲との軋轢と孤立に堕ちていく様を素晴らしい演技力で魅せてくれる。

旧態依然とした男社会のクラシック音楽業界に、レズビアン設定他も、不寛容な社会へのアンチテーゼとして描かれている。底辺からの再出発で新たな境地を見出すラストも◎。

158分ある上映時間のほぼ全てがケイト・ブランシェットにフォーカスしたカメラ、些細な生活音に過剰に反応する演出も、作品展開上キーポイントになっていて、ホラー的サイコパス的で面白い。オーケストラの演奏含め音響の良い映画館で観るのが正解の作品。

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Chang Koh

4.5THEATER

2023年7月15日
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興奮

知的

難しい

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ミカ

1.5ケイトブランシェットは良かった

2023年7月13日
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群青

3.5安直な倫理観に揺さぶりをかける怪作

2023年7月8日
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ぽんすけ

3.0アクアリウムシネマ(癒し無し)

2023年7月8日
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前半戦、眠気にやられたので再度観直さないとならない。んームズい、というか自分のアタマが色々理解に追いつかない。
家で観るべきでは無いかも? 自分なら途中で止めてしまうから。映画館でひたすら集中して鑑賞することが得策。

ケイト・ブランシェットは本当に美しいです。ケイト・ブランシェットをただひたすら眺め続けた、癒しの無いアクアリウム映画でした

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Mk.plass

4.5ケイト・ブランシェットさま

2023年7月4日
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ケイト・ブランシェットお姉様が最後まで最高でだったです。観終わった後の得も言われぬあの不思議な気持ちはなんだったんだろう。

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ゴエチャン

3.5ターよ、めげるな!

2023年7月2日
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大阪ぶたまん

5.05回観た

2023年7月1日
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泣ける

興奮

知的

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キッチンナベ

4.0ゲーム弱者にとっては、まさに???

2023年6月30日
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osmt

3.0リスペクトの対象

2023年6月29日
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U-3153

4.5毛糸・ブランケット

2023年6月28日
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怖い

興奮

知的

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アリエンTea

4.0芸術作品と人格、キャンセルカルチャー

2023年6月27日
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marcomK

3.0映画にする必要はなかった。

2023年6月26日
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ひとり芝居で充分だった。

ケイト・ブランシェットは良かった。

シャロン、フランチェスカ、
ペトラ、そしてオルガ。

脇が全く機能していない。

それぞれ芝居は上手で、
なんとなくリディアの事を、
それぞれ考えているのであろうことは伝わってくるが、
リディアの崩壊に(または、
それを食い止める役含め)、
どう機能させるかを、演出できていないのは致命的。

素晴らしいキャストが集まっているのにもったいない。

シナリオというより、
演出というか、
リディアに頼りすぎ。

もともと、シナリオには、
オーケストラのシーンが、
多かったのかもしれない。

それぞれとの関係を、
コンタクトを振るターで、
魅せることはできたかもしれない。

コロナ禍での大人数での、
撮影の大変さは身に沁みて共感できる。

シナリオの流れを考えると、
ラストの意味を多様に解釈することは困難。

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蛇足軒妖瀬布

3.5クライマックスは超長回しで渾身の指揮!

2023年6月23日
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と思ったら
クビになってわざわざ正装して、
晴れ姿を捉えるカメラアングルで
後任の指揮者にここはワタシの居場所よー、
と浴びせ倒すんかい!

最初の自己紹介、そして学生を追い詰める
この長回しには恐れ入りました。
それだけに上の描写には参った。
全体の演出としては、
更迭されたところもハッキリ説明してないし
わざと曖昧にしているが
ケイトブランシェットの熱演なら
明確に状況を表してもよかったんでは
ないでしょうかね。
70点
4
イオンシネマ草津 20230531

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NWFchamp1973

5.0

2023年6月21日
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しげ

3.0てっきりジョーカーの監督だと

2023年6月18日
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北枕寝二

4.0ジェンダーというより「人間の業」をエグる作品

2023年6月18日
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おでん