「静かな日常のようで、危うさを感じる。」TAR ター naomiさんの映画レビュー(感想・評価)
静かな日常のようで、危うさを感じる。
神秘的なオープニングに、あれ?エンドロールまで飛ばしちゃったのかな?と確認してしまった。
観終わって、映画館で観たら、凄いだろうなぁ。
音響最高だし、迫力もあって、そして逃れられない緊張感と、止められない混乱や疲労感に、どんな感想になったのだろうか。
それにしても、主人公の日常を映像で観ているのに、何故か感じる不穏な空気。
常に張りつめた緊張感、多忙な生活、指揮者としての音楽の才能、周りの人との関わり、眠りの浅い夜。
オーケストラ演奏や練習風景の迫力。
言葉にしないけれども、表現される感情。
何とも言えない、恐怖感。
何の予備知識も無く、写真の美しさに惹かれて鑑賞しましたが、ハラハラしてしまう怖さを感じる映画でした。
最後の終わりかた。
エンドロールのクレジットと音楽のバランス。
よく確認したら、題名の上に"狂気"って書いてある!
怖い。
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