「ケイト・ブランシェットありき」TAR ター 吠えない狼さんの映画レビュー(感想・評価)
ケイト・ブランシェットありき
ケイト・ブランシェットの演技は神がかっていて、近年比肩するパフォーマンスがちょっと見当たらないほど圧倒的。各方面から絶賛も「そりゃそうですよね」の納得感(アカデミー賞はノミネートで受賞には至らずでしたか。ミシェル・ヨーが受賞。。。ふーん)。
でも、それだけなんですよね。彼女の名演を披露したいというモチベーションの下、ストーリーが組み立てられている印象(そんなこと無いんでしょうけど)で伝えたいものが見えてこない。
トーンやディテールは全く違えど、アプローチはCG技術を極めたいがために創られたアクション大作のそれに変わりないと思ってしまいました。
劇場で観たら音への拘りとかもっと感じれたかも知れませんが、うーん・・・端的に面白くはなかったですね。
それにしても、ケイト・ブランシェットはもう誰も追いつけないほどの高みにまで来てる気がしました。
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