「成功者は聖人君主では無い、人間的である」TAR ター 星組さんの映画レビュー(感想・評価)
成功者は聖人君主では無い、人間的である
この作品にのところどころに
ドキュメンタリーの空気を感じる。
実際、そこに生きる人の感情は
生活をし、上を目指している。
演じてはいるが、生の風景が見える。
主人公のリディア・ターには
強く燃える鎧のような強さと
風に吹き飛ぶほどの繊細さを感じた。
夢を、栄光を掴んだ者には
欲望は無い、と言えば嘘になる。
映画は、その人を描いている。
彼女の選んだ人生の行方は
純粋な音楽への愛を感じた。
ケイト・ブランシェットの指揮は
プロと比べても見劣りしない。
※
コメントする