劇場公開日 2023年5月12日

  • 予告編を見る

「アートとラット」TAR ター sironabeさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5アートとラット

2023年12月22日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

知的

 ベルリンフィルの著名な指揮者リディア・ター。レズビアンを公言していてバイオリン奏者のシャロンと養女と暮らし、フランチェスカを助手としていた。新曲の創作などで多忙の中、幻聴や幻影に悩まされる。そんなとき、以前指導していたクリスタの自殺を知り。
 TAR ターって、よくある名字なのかな、変わったタイトルです。浮気ばかりして権威を持った傲慢な男、TARを男に置き換えるとこんな人はよくいたなあ、と思いました。しかしTARは、純粋にARTを愛し、RATのように逞しい。なるほどアナグラムになっていたのか、上手いタイトルです。
 ケイト・ブランシェトに喝采。

sironabe