劇場公開日 2023年5月12日

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「ケイト・ブランシェットのはまり役」TAR ター toshijpさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ケイト・ブランシェットのはまり役

2023年6月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

長い映画だったけれど全く飽きなかった。

音楽について門外漢の自分には遠い世界のことだったので
音楽家の名前や専門用語が出てくるとついて行けなくなるし
物語の全体像が自分の中で理解しきれなくもあった。
(単に自分が頭が悪いからかもしれないが)

十分に分からなかったことを差し引いても観て良かったと
思う。それは主演のケイト・ブランシェットの力による。
役者が役を演じて台詞をしゃべっているというより
ターという音楽家がそこに存在していると感じさせるほど
見事な演技だった。音楽の解釈について学生や関係者と
話す内容は、おそらく音楽に素養のある人が聞いても
感心させられるもののような気がするし、楽団員にドイツ語で
指示を出すところも指揮をする姿も本物っぽかった。

できれば解説を読んだりした後にもう一度鑑賞してみたい。

toshijp