「ノエミ・メルラン不発でした」TAR ター カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
ノエミ・メルラン不発でした
ケイト・ブランシェトとノエミ・メルランのカラミに期待して観ました。
ノエミ・メルランの映画は「不実な女と官能詩人」から続けて七作目です。
ベルリン交響楽団の主席指揮者になったリディア・ター(ケイト・ブランシェット)。なんだかんだ言っても、女王様。第一バイオリン奏者のシャロン(ニーナ・ホス)とは婚姻関係をもち、養女と3人で暮らしていました。フランチェスカ(ノエミ・メルラン)はリディアの弟子で、マネージャーでしたが、副指揮者候補でもあり、師匠を熱愛(プラトニック?)していたような。突然、新人のチェロ奏者にぞっこんになりるリディア。以前にちょっとつまみ食いしたクラリスという女性奏者の処遇を巡って、フランチェスカと齟齬が生じ、男子学生へのパワハラ動画がSNSに流されるという今時のストーリー。そこへクラリスが自殺したと報道され、両親から訴えられる。クラリスの自殺への関与をマスコミに嗅ぎ付けられる一方、フランチェスカが突然失踪してしまいます。ノエミ・メルランは蛇がうようよ泳ぐ汚い沼の筏の上で横たわっていました。蛇に噛まれて死んだのでしょうか?自殺?よくわかりませんでした。
ニューヨークで出版した自叙伝はスキャンダルのせいでかえって売れたかも。
ケイト・ブランシェットは英語もドイツ語もスラスラですが、ドイツ語と時の字幕が出ない。これは片手落ちじゃないの?
メジャーな交響楽団から干されたリディアはタイだがラオスだかの楽団の指揮者に招かれますが、お客さんたちが、みんなへんなコスチューム。モンスターハンター?
わけがわかりませでした。
うーん😔
もしかしたら、ターっていう題名は
モンスターとハンターのターにかけたのか???
かなりのモンスターペアレントだったし、あっちのほうではかなりのハンターだったようですしね。
ケイト・ブランシェットの顔圧はすごかったですね。
「TAR」は、監督によるとアナグラムとのことです。ケイト・ブランシェットは、「RAT」だと思って演技したらしいですが。