「クラシック音楽好きな方オーケストラ演奏が好きな方、ヒューマンドラマが好きな方 観て(団員感覚で)、音の良い映画館で!」TAR ター AKF-RHOOさんの映画レビュー(感想・評価)
クラシック音楽好きな方オーケストラ演奏が好きな方、ヒューマンドラマが好きな方 観て(団員感覚で)、音の良い映画館で!
内容、予告編、本編内容は未読未見、キャストのみ把握し、クラシック音楽からのドラマと勝手に予見、鑑賞しました。
内容は、クラシック音楽のベルリンヒルオーケストラ初の主席女性指揮者「TARター」が為に起こる本人の人間的な部分と、才能(音楽の解釈と表現方法)と、現場楽団員の心模様に人間関係の危うさ〓→現指導すした者+以前指導していた人物の出来事などの事件から・・この界隈のトップに立っていたTARターの進路に不協和音が起こり、業界、マスコミ、他、+身辺周(オーケストラ員と同居して育てている幼女、他)。現代社会であるが上での、LGBT、パワハラ、セクハラ、などが絡み合い、TARターの運命は・・・。
映画本編は、始まりは淡々と起伏なく進行していき、どういった展開の映画かと身を任せる時間が流れます・・が、この部分からが物語の後半部分に多大な影響をもたらすことになるドラマの始まりです。
TARターを演じた「ケイト・ブランシエット」の振舞い(目線、指先、仕草、英語、ドイツ語)すべてがカリスマ・マエストロそのもので、俳優の演技以上のものを感じるほど
・架空のドラマと知りながらも、映画鑑賞時は本物のドキュメンタリー作品を見ているかの錯覚を囚われました
(ドラマにでてくる今の社会環境、登場人物実名多数、ドラマ中での会話実名実話の事柄多数・・)
本物チェリスト ソフィー・カウアー 出演演奏
撮影時のワンカット長回し、長セリフ、オーケストラ指揮、・・・
ケイト・ブランシエット マエストロブリが際立っている。
楽曲は
マーラー 交響曲5番
エルガー チェロ協奏曲
をメインに演奏し、ドラマが進行。
1番の残念が、ある程度の時間をさいて演奏を聞かせてほしいが、ドラマ優先の進行のため短時間に終始。
★Digital5.1CH鑑賞
★重低音 3
★音圧 4
★分離度 5
★サイド、(左右、後、活躍度)3
★サラウンド 3
本編は、ほぼスクリーン側で、分離度の良い左、中央、右で高音質でダイナミックレンジの広い音を場面に応じて聴かせてくれる。要所要所ではサラウンド左、右、独立して使用。
オーケストラ演奏部分はスクリーン、サラウンド左右後方(映画館を演奏会場内音響や、コンサートホール音響)をダイナミックレンジ豊かに重層にクリアに生々しく聴かせてくれる。
※ 余談ですがDOLBYクレジットされてますが、残念ながら上映がなく、dtsxも無く、今回初めてTOHO日比谷
のスクリーン1(カスタム オーダーメイドスピーカー システム)に入ったのですが、オーディオ的に従来映画音響としてはダイナミックレンジ、音の解像度、音域、広がり、厚み、最高でした。作品の音造りが良かっただけかもしれませんが。場内シート、壁、装飾、構造、高低差、私的に完璧でした。ボヘミアンラプソディのようなエンターテイメントてなく、巨匠指揮者TARのドキュメンタリー映画と錯覚して見てしまった。(実話でないのは知っていましたが)
エルガーのチェロ協奏曲を、TAR指揮のもと、本物チェリスト演奏が、圧巻の演奏と共にその映像で、リアルなシアター音響があいまって聴かせてくれ、満足感極まる。
ただただ願いは・・1曲とは言わないものの、一楽章くらい・・・聴かせてほしかった。
「冒険者たち」へのコメントありがとうございます。
NHKが集計した映画ベスト100の文庫本にレビュー、スゴイです‼️私が雑誌に載ったのはスクリーンという映画雑誌の読者プレゼントで「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2」のテレカの当選発表で名前が載りました‼️33年くらい前の雑誌なんですが、今でも大事に保存してます‼️
これからもAKF-RHOOさんのレビュー楽しみにしてます‼️
AKF-RHOO様
共感ありがとうございます。
恥ずかしいことに私は○琉音大でピアノを勉強した者です。
意外とクラシック音楽特にマーラーは避けて通って来た感じです。
今回のマーラーの交響曲5番もちゃんと聞いたことはないです。
断片が美しいのは強く感じました。
そんな私のヘンテコなレビュー。
(自分ではこの映画にとても感動しましたが、表現が的外れかも知れません)
弾くのも聴くのも才能が必要ですね。
下手の横好きです。
ありがとうございます。
「一曲とは言わないものの・・・」まったく同感です。
せっかくいい音なのに、すべて途中まで。もったいない感じでした。
いただいたコメントを読んで、なるほど音響に詳しいはずだと思いました。やっぱり、映画は音響、絶対大事ですよね。
AKF-RHOOさん、共感フォローありがとうございました。クラシックだけでなく、音楽全般お好きな方のようですね。私はクラシックを聴かないので、業界ネタの方はよくわかりませんでした。でもケイトの熱演で楽団への指示は何となくわかりました。観る人の着目点によって解釈が大きく変わる映画ですね。
YouTubeで、
ケイト、ニーナ、ター
の検索でヒットしますよ(リンク貼れなかったので)。
モーツァルト、、、シーズン5ですか!ややひるんでしまいますが、コレを作れるのは、さすがAmazonですね。
🔺ニーナ・ホスとブランシェットのインタビュー動画あるんですね!見てみます。ニーナ・ホスは「東ベルリンから来た女」で確か見て、いい女優さんだなと思ってました。情報ありがとうございます!
コメントありがとうございます。「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」観てみたくなりました!きっと、そちらの方がリアルなのかな?
ケイトとコンマス役の女優(ニーナ・ホス)さんがインタビューに答えてる動画、YouTubeで見てそちらも凄く良かったです。オケで音が作られていく瞬間を垣間見て、その感動やコンマスの方からすごく学んだ事を、瞳をキラキラさせながら、ニーナさんが話されていました。