「記憶に残る映画」ブロンド 桂ジャスティスさんの映画レビュー(感想・評価)
記憶に残る映画
鑑賞するにあたりマリリンモンローのことを全く知らなかったのでwikiで一通りどのような人物だったか予習をしてから鑑賞しました。
wikiのイメージだとキャリアウーマンでバリバリの実業家、自分が手に入れたいものは徹底的に人を利用してでも手に入れるようなエゴイスティックな人物なのかと想像していました。が本作品ではまた違う側面を切り取ったマリリンモンロー像が描かれています。
少し違和感がありましたが、どうやら今作は伝記ではなく小説をベースに作ったフィクションということで納得しました。
今作のモンローは弱々しく流されやすい悲劇の主人公という感じで描かれています。
これは今流行りのポリコレを意識して作ったのか?個人的にはもっと強いマリリンモンローが見たかったです。
作品として酷評されているのも個人的には納得です。
だがしかし、アナデアルマスの演技は目を見張るものがあります。
アカデミー賞の主演女優賞にノミネートされたのがその証でしょう。
今作はマリリンモンローを観るのではなくアナデアルマスを観る為の作品です。
マリリンモンローも脇役から始まりあまりの美貌に話題を呼び主役を張るようになりセクシー女優から演技派女優にステップアップしたようにアナも007のちょい役から美貌を絶賛され今作で主演を務め可愛い女優から演技派女優へと自分の力で掴み取った姿はどこかマリリンモンローを重ねて見ている自分がいました。
今作がきっかけでマリリンモンローという人物を深く知れたことに感謝です。
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