サンダーボルツ*のレビュー・感想・評価
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タスクマスターは何のために出てきたの?
せっかくのオルガ・キュリレンコが、まるで殺されるためだけに出てきたみたいで、勿体ないとしか言いようがない。残った4人が、協力して円筒形の壁を登って行くくだりは、彼らのポンコツぶりが窺い知れて面白いのだが、仮に、タスクマスターの早々の退場が、このシーンのためだったとしても、もう少し活躍の場があってもよかったのではないだろうか?
こうしたタスクマスターの扱いだけでなく、キャプテン・アメリカ風のヒーローが何者なのかもよく分からなかったのだが、そうしたところは、もう少し、ディズニープラスの非加入者にも親切な作りにしてもらいたかったと思ってしまった。
黒幕のCIA長官にしても、確かに人体実験をしたり、エレーナたちを抹殺しようとしたりといった行為はいただけないが、アベンジャーズに代わるスーパーヒーローを作り出そうとしたこと自体は、それほど悪いことだとは思えない。
実際、キャプテン・アメリカも、ウィンター・ソルジャーも、ブラック・ウィドウも、レッド・ガーディアンも、いずれも人為的に生み出されたヒーローな訳で、要は、そのスーパーパワーを正義のために使うかどうかの問題なのではないだろうか?
CIA長官の陰謀を暴くという話にしたかったのであれば、彼女が、人類を救うためではなく、私利私欲のためにスーパーヒーローを自作したということを、もっと明確に示すべきだったと思えてならない。
ラスボスの位置付けのセントリー(ボブ)が、「AKIRA」ばりの超能力の持ち主で、エレーナたちでは手も足も出ないという設定も、「力づくでかなわないなら、精神世界で問題を解決するしかない」ということが容易に予想できてしまい、面白みに欠けると言わざるを得ない。
ただし、そうした予定調和のラストでも、サンダーボルツの面々が、「一人じゃない」とボブを抱きしめるシーンには、思いがけずホロリとしてしまったのだが・・・
いずれにしても、DCのスーパーマンのように、余りにも強いヒーローは、かえってキャラクター間のバランスを崩しかねないので、今後、セントリーがそうならないように祈るばかりである。
絶対にIMAXで見てほしい!
のっけからファンタスティック4仕様のIMAX特別カウントダウン映像が素敵でワクワクしました!(Spider-Manの時もあったよね)
で、タスクマスターの扱いよ、どうなのよ?って鑑賞中心の何処かでずっと気になった。
緊張感出すための犠牲なら、書庫の爆破でみんな助けて亡くなるとか、脱出の時に犠牲になるとかでもでよ良かったのじゃない?
5人のNAメンバーは、主役?のエレーナ以外はみんな変異したゴーストと超人血清メンバーなので必然的に白羽の矢が立ってたのかもだけど、公開後のインタビュー等にもまったく出てこないし記念撮影にもいないので実際は出演に関しての契約かなにかで揉めたんだろうなぁ、と思ってます
それ以外はホントに久しぶりに何も考えずにMCU楽しめ、かつ次のファンタスティック4が早く見たくなる所もいい感じの繋がりだった。
期待し過ぎた
予告編のテンポいい感じを期待していたんだけど、実際はそうでもなかったなぁと。
ヴィランの能力が能力なんで、各ヒーロー達の能力というか特性が発揮されがたい(そもそも、元からあまり個性的でもないか…)。
セントリーもまあメンタルに問題のあるキャラの行動に何か求めてもという気もするけど、何をしたいのかも分からんし、あの能力の意味もなぁ。各キャラのトラウマもイマイチ掘り下げが。ヴァルの今までの謎っぽい感じも瓦解したよね。
何よりタスクマスターの扱い…。なんか当初予定から出番削られるという噂聞いていたけどあんな扱いなら出さないで欲しい。能力的には一番面白いくらいなのに。エンディング後のオマケで生存確認できるんじゃ、とか期待しちゃったよ…
ヒーローでない、だがヒーロー。
エンドゲーム後から再構築の時期に入り、初の大人数のアッセンブル映画といってもよい本作。
善人ではないからこその葛藤や理解をもった5人のはぐれ者たちが協力し合いアベンジャーズ全員より強いヴォイド(セントリー)を精神的に止めるというのはとてもよかった。
エレーナはブラック・ウィドウの映画やホークアイのドラマでかなり掘り下げられているがさらに掘り下げられていて、とても愛着がわくキャラとなっている。
その他のキャラもスーパーソルジャー過多ではあるがそれぞれ個性があり全員が活躍していた。
個人的にとてもよかった本作だが1つ不満をあげるとすればタスクマスターの扱いである。ブラックウィドウで生かされたもののものの数分で殺されてしまうのはもう少し何かできたのではないかと思う。予告編で影がうすかったため、予測はできていたがもっと活躍してほしかった。せめてヴォイドに殺されてほしかったと思うところである。
featuring.エレーナ・ベロア
マーベルマニアではありませんが、2018年以降、映画ファンになってからは
可能な限りマーベル作品を観るようにしている。
シンプルにヒーローものが好きだから。
というわけで本作。
エレーナ(フローレンス・ピュー)の虚ろげな表情からのビルからダイブ!で
冒頭から魅せるショットに釘づけに。
そこからエレーナのアクションに入る展開にはワクワクした。
エレベーターシャフトでのアクション&サンダーボルツ*の出会いも良かったし、
何より謎のボブとの邂逅がキモになっていて、その後の展開への期待ににもつながる
重要な場面だった。
サンダーボルツ*メンバー&ボブが協力して
エレベーターシャフトを登っていくシーンは笑えた。
その後もリムジンでの闘争シーンやラストバトルなど、魅せ場が多々あり飽きないつくりに感心。
軽妙なやりとりで笑いを誘う一方で、
ボブの能力を通して、エレーナ、ジョン・ウォーカー、ヴァレンティーナのトラウマを見せたり、
特にエレーナは様々な記憶や思いから、父親アレクセイに本心で語るシーン等、
実にヘビーで暗い雰囲気を作品を覆っていたりもする。
この独特の暗さが私は好きだが、観る人の期待によって、受け取り方は人それぞれな気がする。
それにしてもバッキー・バーンズは最近のマーベル作品でよく見かける。
今後のアベンジャーズにおける中心人物なのだろう。
ディズニー+でマーベルのドラマ作品をそこそこ観ていたおかげで、話にはそこそこついていけた。
※情報を得ていなかったら、ジョン・ウォーカーが偽者のキャプテンアメリカにしか見えなかったと思う(笑)
フローレンス・ピュー推しの私としては、エレーナが中心に描かれていて大満足。
悲しげな表情が印象に残る秀逸な演技だったと思う。
次回のマーベル作品も楽しみに待ちたい。
B級アッセンブル
新生キャップ以来のディズニーマーベル
映画やドラマで登場したB級の面々が集まる
タスクマスターが即退場
背景を考えると止むなし
思ったよりサクサク観れる
時間はあっという間
トラウマというか闇の表現は斬新で好き
ボブが再度覚醒するか
エンクレはファンタスティックフォー
楽しみ
脅威。闇『新・スーパーマン?』誕生。
I'MAXで 鑑賞してきました。色々な物が 破壊、爆破、落下。。その映像は ど迫力で 爆音。リアリティ感あって さすがに スゴかったです。マーベル作品 よく知らないですけど スゴく楽しめました。アベンジャーズではなく 過去に アベンジャーズと 闘った人や 超悪人達が CIA長官してる ヴァルに 次々と 施設に 呼び集められて。 0XEって会社も 経営してるけど 実は その施設で 人体実験していて 新たな スーパーヒーローを 作り出そうと。その計画が とんでもない事態に 発展していく話ですね。。実は ヴァルが エレーナ達を 騙し その施設で 抹消する 計画してた事に みんな やっと気づいて。。殺し合ってた者同士が 手を取り合って 『サンダーボルツ』を結成して ヴァルに 復讐してやろうと。。その施設で 謎の青年 ボブに出会っていたけど。ボブの記憶は 曖昧で。その施設を みんなで なんとか脱出。この脱出シーンは 意外すぎて 結局 何時間かかったんだろう。って 気が遠くなるようなものでした。でも ボブは 捕まってしまうけど 実は 人体実験の被験者で。唯一 実験成功していて。本人も 初めて知る事に。。そして 脅威の 『新・スーパーマン?』みたいな 怪力や ハイスピード 宙に浮くとか。。負けない 敵なし 無双状態。強すぎる。ヤバいのが 誕生しました。。 ヴァルの 手下になってしまうけど。まぁ そこから スゴい展開に。ニューヨーク市街地の 建物や 市民までが 巻き添えに なってしまい 大惨事に 。無双状態の 敵を倒す為に 意外な 心理作戦の 駆け引きで なんとか どん底の 危機から 脱出。とても キレイな解決策で 奇跡的に ニューヨークが 平和を 取り戻しました。しかし ヴァルって 女性って ホント大物ですね。。運も 何もかも 備えつけている。彼女の 思いのままの 終わり方でした。「サンダー ボルツ」⇒『新 アベンジャーズ』に。(笑)
【”独りじゃない。”スーパーヒーローに成れない心に傷や後悔を抱えたヒーロー達が団結する作品。不機嫌顔で低音ヴォイスのフローレンス・ピューはヤッパリ良いね!マーベル、マダマダやる気です。】
■粗筋(因みに、フライヤーに記載してあるSTORYは、ちょっと違うよ。)
エレーナ(フローレンス・ピュー)は、姉ブラックウィドウ(登場しなけど、スカーレット・ヨハンソン:関係性を知りたい人は「ブラックウィドウ」を観ると、二人のお父さん、アレクセイ/レッド・ガーディアン(デヴィッド・ハーバー)との関係が良く分かるよ。)を亡くした喪失感で、”枯れた葉の様”に女性CIA長官で且つ陰の悪者ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ(ジュリア・ルイス=ドレイファス)の指示で、破壊行為を行っている。
そんな時に、ヴァレンティーナの悪事を暴くために弾劾裁判が行われることになる。
ヴァレンティーナは、彼女の悪事の片棒を担いでいたエレーナ、エイヴァ・スター / ゴースト( ハナ・ジョン=カーメン)、ジョン・ウォーカー(ワイアット・ラッセル)、アレクセイ、タスクマスター(オルガ・キュリレンコ:一瞬で殺されたので、彼女が演じていたのかは不明である・・。)を機密書類があるタワーに集め、殺し合いをさせるが、そこには謎のパジャヤマ男、ボブ(ルイス・プルマン)が居た・・。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・冒頭、エレーナがミッション遂行のために高層ビルからフラリと飛び降り自殺の様に飛ぶシーンから始まるのだが、彼女の虚無感が漂っている。フローレンス・ピューが、スタントなしに飛んだらしいけれど、根性あるなあ。
・で、タワーの中で会った心に傷や後悔を抱えたヒーローたちは、最初殺し合うのだが、ヴァレンティーナの企みに気付き、曰く有り気なボブを連れて、タワーの中を地味な方法で降りるのである。この遠心力でお互いの身体を使ってタワーを降りるシーン、面白かったな。
・そしたら、ボブが生体実験で唯一生き残った人物という事が徐々に分かるのだが、ボブが発揮するパワーが、マア凄いのである。
けれども、ボブは若干心を病んでいて、陽と陰のボブが居るんだよね。
・で、ボブの素性を知ったヴァレンティーナは、彼の身を助けて自分の配下にしようとするのである。で、じゃじゃーんと金髪マントのセントリーが、登場するのである。
オ、新たなるスーパーヒーローか!と思うのだが、ボブの”陰”を反映したブラックセントリーになってしまい、ブラックセントリーはエレーナ達の昔の心の傷や後悔を何度も見せたり、逃げ惑うNYの人々を闇にして行ってしまうのである。
・そして、ブラックセントリーによりヘリは墜落し、ビルは崩れNYの人達は逃げ惑うのだが、心に傷や後悔を抱えたヒーローたちが一致団結して彼らを助けりシーンは、ナカナカでありました。
で、エレーナはボブの内面世界に入り、彼を助けて人々を闇から救い出すのである。良かった、良かったと思っていたら、ナント、ヴァレンティーナにより、彼らはアベンジャー”Z"としてマスコミに紹介されるのである。
で、いつものようにエンドロールの後に、マーベルの”アベンジャーズシリーズはドル箱だから、絶対に止めないからね!”というメッセージを示唆したシーンが流れるのである。
<今作は、不機嫌顔で低音ヴォイスのフローレンス・ピューの魅力が炸裂する作品であり、マーベルの”アベンジャーズシリーズはドル箱だから、絶対に止めないからね!”と言う思惑がビシバシと伝わる作品なのである。>
MCU復活か?
MCUの中でも屈指の面白さ
賛
ボブのキャラ設定がすごくいい。MCU屈指の戦闘力を持ちながら、深い虚無感と孤独を抱え苦しんでいるという二面性のあるキャラ造形がすごく魅力的だった。なんといってもめちゃくちゃ強い。パワーや耐久性・飛行はもちろん、スーパーマンの目からビームのように対象物の温度を上昇させたり、スターウォーズのフォースのように物体を触れることなく動かしたりと、能力の量も質も半端じゃない。特に別人格"ヴォイド"の、人を別次元に転送する能力が信じられない程に強いし、それぞれの持つ過去のトラウマが反復されるような空間に転送するという設定もすごく面白い。
レッドガーディアンもすごく魅力的なキャラで存在感抜群だった。少し抜けててコメディ要素が強めだけど、時折見せる父親としての顔が絶妙にカッコいい。偽装家族でありながらエレーナを本当の娘のように想っていたのが表情や会話の端々から伝わってくるのもエモい。
サン・ラックスが手掛ける音楽もすごく良い。メインテーマはアベンジャーズのテーマと全く同じリズムで始まっていて、サンダーボルツが裏アベンジャーズ的な存在だというのが示唆されていてよくできていると思う。ボブの初めての飛行シーンや、バッキーの外連味たっぷりの登場シーンも抜群のスコアあってのものだと思う。
否
セントリーがちょっと細身なのは気になった。
タスクマスターの扱いも雑すぎる。あんなにあっけなく死なせるなら最初から登場させないでおいたら良かったのにと思う。
ヴァレンティーナにはもっと報いを受けさせるべきだと思った。あんな非人道的なことしといてほぼお咎めなしはヤバすぎ。
「象徴」ではなく「個人」の生き様を描く
MCUシリーズをすべて網羅してるわけではないし、映画館で観たはずなのに内容をさっぱり忘れてしまっているタイトルだって複数ある。そんな中で、新たなフェーズに突入したMCU最新作『サンダーボルツ*』を観てきたが、個人的にはかなり好きな作品だった。MUCからちょっと離れていたひとにもぜひ鑑賞をおすすめしたい。
これまで、MCUに登場するヒーローたちの人生は「正義の象徴」として消費されてきた。その極地に達したのが『アベンジャーズ エンド・ゲーム』だったと思う。キャプテン・アメリカは人間兵器として戦場で活躍させるというより、プロパガンダのため人為的に生み出されたキャラクターだ。人々はスティーブに「正義の象徴」であり続けることを求める。スティーブも孤独であるがゆえに「社会の秩序を守ること」にしか自身の存在意義を見出だせず、ひたすら「正義の象徴」であることに打ち込む。そんなキャップの奮闘をずっと観てきたからこそ、『エンドゲーム』でようやく個人としての人生と幸せを獲得できた姿に切なさを感じたし、彼のヒーローとしての物語は終わったのだと悟らされた。
この『エンド・ゲーム』以降、MCUの描くヒーロー像は大きく変わったと思う。ドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』でキャプテン・アメリカの盾を引き継いだサム・ウィルソンは「超人」ではなく、アメリカ社会で暮らす一般的な黒人男性として描かれる。両親が遺した船の処分をめぐって姉と口論するし、銀行ですげなく融資を断られ憤慨だってする。彼の人並み外れた努力は知っているけど、なんだかその所帯染みた姿にクスリとさせられるし、親近感が湧いてくる。彼だってわたしたちと同じ、些細なことで迷ったり悩んだりする人間なのだと。
そして今作の『サンダーボルツ*』も新フェーズの新しいヒーロー像、もといヴィラン像で描かれていると感じる部分が多々あった。与えられた任務を淡々とこなす日々のなかで、虚無感と孤独感に苛まれるエレーナ。キャプテン・アメリカの名を剥奪され、家庭を顧みず妻子と別れたウォーカー。幼い頃から家庭内暴力を受け、薬物中毒になりながら世界を放浪していたボブ。作中で描かれる彼らの悩みや葛藤は、置かれている環境は特殊であるものの、現代社会を生きるわたしたちと共通している部分は多い。「象徴」ではなく「個人」として生き、ときには挫折し、傷つき、悩んで、笑って、悪態をつきながら誰かのために戦う彼らはとても魅力的だと感じた。
満を持してのバッキー活躍シーンは本当に格好よかった。次回はもっとみんなのアクションシーンが見たいと思う。それと、ボブの能力で過去のトラウマ世界に飛ばされるシーンはドラマ『ムーンナイト』を思い出した。恐らく順分満帆とはいかないであろう、新アベンジャーズのこれからの活躍が楽しみだ。(ドラマ『ムーンナイト』の続編も待ってます)
早く、「アベンジャーズ」観たい!
バッキーが観たくて、映画館行きました。
大活躍で最高でしたー
今年観た映画では、1・2を競うスペクタキュラー♪
ウィンターソルジャー大活躍でしたし。
議員になりそうなのはMCU前作で既定路線でしたが、サム・ウィルソン / キャプテン・アメリカとは
商標というかアベンジャーズのポジションを争うことになってましたね〜
おもしろい。
エンドロールで流れてたNothing's Gonna Stop Us Nowは恋愛ソングなのに
なんだかサンダーボルツのための応援歌に聞こえました。
タスクマスターの退場はミッションインポッシブルのイルサ以上にびっくり。
でもサンダーボルツとヒューマントーチたちは共闘関係決定で楽しみです、
マルチバース活用でオルガが素顔で復活、参戦しないかなぁ
フェーズ5ラスト
エンドロール後含めて、久しぶりにワクワクさせてくれるMCU作品でした。
ただ、エレーナに思い入れがあるかどうかで評価が変わってしまいそうな内容だったかも。
それにしても、タスクマスターがかわいそうでならない。
ヴィラン大集結のヴィラン不在映画
過去作のキャラクターが集結する作品ではありますが、実質エレーナが主役の映画。
陰惨な過去を背負い、姉をも失った喪失感に苛まれた彼女が、同じ境遇の仲間と出会い、ヒーローとして再起する物語。
基本エレーナ視点で物語が進行するだけあって、エレーナの心の動きや描写は非常に丁寧で分かりやすく、彼女のキャラクターとしての魅力を一気に押し上げた作品になったと思います。
特に終盤アレクセイに涙ながらに感情をぶつける場面と、本編最後ヒーローに祭り上げられて満更でもない表情を浮かべるシーンが印象的です。
ナターシャのように、ついに彼女も陽のあたる場所に出てきたのだと感慨深くなりました。
エレーナに限らず、本作は各々のキャラクターの魅力がどんどん上がってくる傑作です。
一筋縄ではいかないヴァレンティーナの底知れ無さ
アントマン&ワスプを経て逞しさを発揮するゴースト
底抜けの明るさと能天気さを見せるアレクセイ
一足先に過去を乗り越え、皆を導く立場となるバッキー
全員ヴィランとも呼べる悪事を働いた人物ですが、共通するのはやはり根っからの悪人ではないということでしょう。
どれだけ地に堕ちようと、みんな社会のためになりたいと思っているし、誰かに必要とされたがっている。
今回特にぐっと来たのがジョン・ウォーカーが身を挺して市民を守ったシーンです。
道を誤り、政府にも家族にも見捨てられたウォーカーが、あのコスチュームを着て身を挺して人々を救った。
その瞬間彼はまさにキャプテン・アメリカだったと思います。
日陰者がヒーローとして再起する、そんな本作を象徴するシーンだったと思います。
上記既出キャラの輝きが凄かったので、新キャラのボブに関してはそこまで感情移入しなかったのですが、過去と向き合い乗り越える過程がしっかり描かれた彼もまた良いキャラクターだったと思います。
タスクマスターは、、、ビックリしました。。。
以上、サンダーボルツからニューアベンジャーズへと生まれ変わるまでの過程を描いた本作は、キャラクター愛と今後への期待を増幅させる傑作だったと思います。
サムはサムでアベンジャーズを再結成しているし、カマラはヤングアベンジャーズを集めている。
現在3つのアベンジャーズが同時進行しているようですが、これらがどう絡みどう合流していくか、今後の展開が非常に楽しみです。
待ってました!ウィンター・ソルジャー参上‼︎
マーベルのテーマといつものロゴ。期待値爆上がり・・・
なんか違うぞー
ウィンター・ソルジャー参上シーン。身体が震える位の感動。マーベル・ファンを楽しませるサービス満点!
IMAX鑑賞。
都合の良い締めで減点‼︎
裏舞台でいるがそれには訳があります。
能力を身に付け、熱い思いあるが、ヒーローにはなれなかった。そこから心に傷を持ち、孤独と虚しさを抱えているエレーナ。次回の仕事を最後に、改めて日の当たる仕事を希望します。そして与えられた仕事は極秘基地に潜入した者の目的を調べ始末することでした。そこには、3人の侵入者がいました。そこからバトル・ロワイアルとなります。ところが4人とも同じ命令を受けていた事を知り、用済みにより処分されると知ります。無用扱いされて者同士が、協力して脱出を試みます。なんとか脱出に成功します。
いつものヒーロー物であれば、復讐を果して俺たちは無用ではないと自信を持つという話となりますが、そうではありません。
本作は過去の過ち、後悔からの心の痛みそして孤独感で取り残された人への熱いメッセージとなっています。
痛快さを求める方には物足りないでしょうが、人生逆転物語と理解できれば満足いく作品と思います。エンドロール後に新アベンジャーズの展開となりますが、空も飛べず、殴って撃つだけの肉弾戦チームで、人類消滅の脅威に立ち向かおうとしてます。大丈夫?となるとファンタスティック4の文字。ヒーロー物に修正するという予告でした。
MCU第36作目‼️
まずこの作品を観てというか、製作のニュースを聞いて思ったのは、マーベルはキャラの選定がバツグンに上手いという事‼️「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」もそうだし、「エンドゲーム」のサノスの指パッチンを生き延びたメンバー構成も絶妙だったし、今作もこれ以上ないメンバー構成‼️ウィンター・ソルジャーことバッキーや、ブラック・ウィドウのエレーナをはじめ、なんちゃってキャップのUSエージェントのウォーカー、ゴーストのエイヴァ、そして勝手にキャップをライバル視していたレッド・ガーディアンことアレクセイ‼️こんな個性強すぎなキャラたちが、過去作で脇に回ってた事もマーベル作品のレベルがいかに高いかの表れですね‼️バッキーはクールだし、エレーナはカッコいい、ウォーカーは憎めないし、エイヴァは美しい、そしてアレクセイは面白すぎて大好きですね‼️今作はもちろんアクション映画としてはヒジョーに面白いと思います‼️女ボスのバレンティーナによって、殺し合うために集められたエレーナとエイヴァとウォーカーが戦闘を繰り広げるうちに互いに協力し合うようになり、一緒に逃亡するハメに。そこへアレクセイやバッキーが加わって、徐々に「サンダーボールツ」が結成される様はハラハラドキドキ、爆笑させられてホントに楽しい‼️アレクセイの特製リムジンは勿体無かったですが・・・‼️そしてバレンティーナによる人体実験の被験者として一緒に逃亡していたボブが、セントリーとして邪悪に覚醒‼️サンダーボルツはセントリーの脅威からニューヨークを救うために立ち上がる‼️セントリーのパワーから人々をサンダーボルツが救う描写は迫力満点で、メンバーそれぞれの個性を活かした描写で印象的‼️そしてサンダーボルツvsセントリー‼️セントリーに触れた者は過去のトラウマの幻覚を見てしまう‼️エレーナはレッドルーム時代、ウォーカーは妻子との辛い生活など。そしてセントリーが作り出した「影」にニューヨークが覆われていく中、エレーナは自ら「影」に入っていき、過去のトラウマを克服、善良なボブとボブの邪悪な人格「ヴォイド」を癒すことで、そしてサンダーボルツのメンバーの協力もあって、ニューヨークの危機を救う‼️今作はマーベルが放つ「罪と贖罪と癒し」の物語ですね‼️アクションの派手さは他作品より劣るかもしれませんが、個性豊かで魅力的なならず者たちが、過去の罪を悔やみ、罪滅ぼしのために一生懸命戦い、そして癒され、真のヒーローへ‼️なんかジーンときました‼️そういう意味で今作はエレーナことフローレンス・ピューの映画ですね‼️ホントに魅力的‼️どんな過去があっても、それを乗り越えることで誰でもヒーローになれる‼️そんなマーベルのメッセージに胸がアツくなりました‼️そんなサンダーボルツも参戦する一年後の「アベンジャーズ/ドゥームズデイ」が楽しみでなりません‼️
同級生の前にしゃしゃり出てくる父親のウザさをとくと堪能せよ
2025.5.2 字幕 MOVIX京都 Dolby Cinema
2025年のアメリカ映画(126分、G)
原作はマーベルコミック
ある計画の裏で暗躍するスパイと施設に取り残された青年との交流を描いたアクション&ヒューマンドラマ
監督はジェイク・シュライアー
脚本はエリック・ピアソン&イ・サンジン&ジョアンナ・カロ
原題の『Thunderbolts*』は劇中で登場するエレーナが幼少期に所属していたサッカーチームの名前で、「*」はチャットなどで間違った単語を送った後に「正しい単語」に付属させるマークのこと
物語の舞台は、マレーシアのクアラルンプールのあるラボ
そこに潜入したエレーナ(フローレンス・ピュー、幼少期:ヴァイオレット・マグロウ)は、証拠隠滅のためにフロアを爆発させる命令を受けていた
無事に仕事を終え、依頼主のヴァル(ジュリア・ルイス=ドレイファス)に報告をしたエレーナは、「任務から降りたい」と申し出る
エレーナは今の仕事に虚無感を覚えていて、仕事を終えるたびに後悔に苛まれていた
ヴァルは「次のミッションが最後」と言い、「ある施設に潜入しようとする者を特定し、何を盗もうとしているかを突き止めろ」と命じた
エレーナがその施設に向かうと、そこには壁をすり抜ける能力を持つ何者かがいて、そこでは奇妙な実験をしていたことがわかる
その能力者はゴースト(ハナ・ジョン=カーメン)で、彼女は別のターゲットを狙うように言われていて、さらにそのターゲットは別に潜入していた者を始末するように言われていた
エレーナはここにいる全員がかつてヴァルに雇われた者たちで、ここに集めて処分をしようと考えているのだと推測する
だが、その場所にはヴァルの依頼を受けたとは思えない青年ボブ(ルイス・プルマン、少年期:Clayton Cooper)がいて、彼はここに来た記憶を全て失っていたのである
と、何かしらの計画の後始末をさせられた人たちが結集して逃げるという話で、妙な結束が生まれるという話になっていた
そこに謎の青年が加わるのだが、どう見ても計画の生き残りだよねとわかるテイストになっている
この青年がどのような変化をするのかというのが物語のメインで、産みの親とでも言えるヴァルが特別な能力を目覚めさせるという流れになっていた
ボブはセントリーと呼ばれるスーパーマンになるのだが、扱いがヤバいと感じたヴァルが始末しようとして闇堕ちするという展開を迎える
それがニューユーク中を包み込んで、どんどん人が闇に消えてしまう、というのが本作の見どころになっていた
映画は、ある程度MCUを観てきた人ならわかる内容で、全く知らないとさすがにキツイと思う
それでも、映画内の説明で察することができるレベルにはなっているので、なんだかよくわからん強い人たちにもトラウマレベルの出来事があったのね、ということさえ読み取れればOKなのだろう
その解決策として、最も危険な場所(最も強いトラウマ)に行くのだが、そこにいたのは自分自身で、「自分を特別な人間だと思っていた思い上がり」みたいなものがラスボス化していたように思う
そして、そんな自分を殺そうとするのだが、それ自体が敵の策略であり、そんな無垢な自分を無くさずに、その可能性を汲み取るために「仲間と一緒に歩もう」というメッセージが込められていた
いずれにせよ、思いっきり「F4」がエンドロール後に仄めかされるのだが、クレジット内に「F4」のテーマソングが書かれていたので、「どこで流れたっけ?」と思った人もいたと思う
また、映画の始まる前の予告に思いっきり出てきたので、「次はそれか〜」と思ってしまい、サプライズが半減してしまった
せめて映画の後に予告編を流してほしいところだが、それも無茶な話だと思うので、映画が始まる寸前に劇場に入る以外に避けようがないと思う
個人的にはそこまでのサプライズ感はなかったのだが、今後はこの地味目な路線でわちゃわちゃするのかなと思ったので、このフェーズが生き残るには相当なサプライズが必要だなあと感じた
鑑賞ポイントまとめ*
MUCメインキャラの身内、敵、サブキャラと脇役だらけのヒーローチーム。
誰も飛べないというキャッチフレーズの通り、全員が肉弾戦メインのムサ苦しいノーCGアクションは見応え抜群!
ぶっちゃけマルチバースサーガは不作ギリギリだったぶん、エンドゲーム 以来の興奮でまだ自分がMCUファンだと再認識できる今作です。
「4」の彼らも来るぞ…!
以下鑑賞ポイント
・IMAX限定のファンタスティック仕様
・影に呑まれるmarvelロゴ
・スタント無しのエレーナダイブ
・仕事無しのレッドガーディアン
・ゴーストを狙うエレーナ、それを狙うウォーカー、それを狙うタスクマスター、それをキルするゴースト
・ボブ
・倒した敵から武器剥ぎ取り
・世界一威厳の無い「左から失礼」
・めっちゃジャンプして落ちたウォーカー
・キューリ!キューリ!キューリ!
・モラハラ夫のウォーカー
・グタグタ作戦とフレンドリーファイヤ
・車調達のゴースト
・ボブトマホーク
・パパがリムジンで迎えに来た
・飲酒からの火炎瓶 だが不発
・颯爽と現れるバッキー たが味方ではない
・俺たちゃサンダーボルツ!&バツイチのウォーカー
・プランは無し 突撃あるのみ(予告のバッキー高笑いはカット)
・最強のセントリー
・腕もがれたバッキー、タコスのウォーカー
・「たかが岩盤の一枚!サンダーボルツで押し出してやる!」
・賞賛にぎこちない面々
・トラウマと向き合う元スパイ(他は未公開行きかな?)
・虚空じゃないサンダーボルツ
・掌返しで結成 ニューアベンジャーズ
・アベンジャーZを訴えるサム
・余剰宇宙から飛来するファンタスティックな宇宙船
さぁ、新しい戦いはこれからだ!
↓ご自由にコメントや感想を書き込んでください。
やっていいことと悪いことがある
心に病(おそらく双極性障害)を抱えた人間が超人化し世界を破壊しようとした時、ヒーローからはぐれたものたちがそれを引き止めるという話。
そんな話をMCUで観たかったかと言えば、No!
MCUのヒーロー像に揺さぶりをかけたいという意図は理分からないでもない、ただこれ、ヴィランがヴィランである理由が、トラウマに起因した個人の心の病に求められてる。こんなストーリー、倫理的にダメでしょ。
結末も「えっ、それでいいの」と普通思うよね。全然スッキリしない。ありえない。
「オッペンハイマー」に続く、フローレンス・ピューの無駄違い映画、というのが個人的な結論。
次のMCUへの拡がりにワクワクする新作
日本最速試写会をIMAXにて鑑賞
姉のナターシャを失ったエレーナの感情が丁寧に描かれていてウルっとした。
マーベル作品に期待するアクション満載、動きたっぷりの画面もしっかりとありつつ、
こうした登場人物の感情の機微にも触れてくれるから好き
エレーナの感情が丁寧に書かれていて、感情移入ができたからこそ、彼女が今回新登場のキャラクターに寄り添えたのも納得がいく。(できれば今後のシリーズでも絡み多めでお願いします。願望)
ネタバレ無しで語れないぐらい楽しかったので下げてネタバレありも書きます
さてさて、今回の悪役ポジヴァレンティーヌの姦計で一か所に集められて殺し合いをさせられたサンダーボルツの面々+パパとバッキー、ヒーローみたいな輝きがあまりないけど、それゆえにちょっと親しみが持てる。
パパ登場のシーンは思いっきり笑った。あれだよね。授業参観とかで目立ってほしくないのに親が目立っちゃうやつ。関係性を知られたくないけど時すでに遅しのエレーナがかわいかった。
既にこれまでのMCUヒーローが示したように、ヒーローになるには高潔な精神が必要ってのをセントリーで再認識。ちょっと強すぎて今後これどうすんだろ…と
最後、ヴァルにしてやられた感満載で続きをにおわせて終わったので、フェーズ6が楽しみ!!まずはファンタスティック4だね!!
P.S. 最近ドラマ版もちょくちょく絡んできて、正直追うのが大変
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