「真の敵は己自身、そして味方も然り。でも人はひとりでは生きていけない。」サンダーボルツ* スモーキー石井さんの映画レビュー(感想・評価)
真の敵は己自身、そして味方も然り。でも人はひとりでは生きていけない。
クリックして本文を読む
本作はマーベル版スーサイドスクワット?
いや、ミッション無き、成り行き脱走劇
そして、逃げても追っかけてくる支配者、そして己の過去の傷。
今回の分かりやすい敵(味方)はボブ
彼に触れると、その触れた人間が抱えるトラウマを具現化し、
所謂黒歴史の精神世界に誘う。
父と娘の愛を傍らに、
自らのトラウマを無視してでも、
大切な仲間を暗闇から救おうとするチームワークに
思わず感動。こんなチームいいなあとうらやましく感じた。
ちなみに「サンダーボルツ」というチーム名は
主人公エレーナが幼少期に所属していた弱小サッカーチームの名前。
でもね、そんな一勝もできなかった「サンダーボルツ」は
仲間を救いたい想いを捨てずに、時には自分のトラウマというディフェンダーにも邪魔されながらも、辛勝する。
そして、ラストはワールドカップの優勝トロフィー以上のものを
手に入れ、幕を閉じる。
私はエレーナにもボブにも強い感情移入をした。
そして、私もトラウマはあるが、もし大切な友人に何かあったら
彼らサンダーボルツのように助けてあげたいって思えた。
ひとりで閉じこもるな。嫌な奴らに騙されるな。
なんてガサツな呼びかけしかできないけど、
ひとりじゃどうにもならないとき、
我らがサンダーボルツに助けを求めよう!!
コメントする
